知っていて当たり前!オヤジの基礎知識!!春のお彼岸とは編
- 2017/03/16
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知っていそうでよくは知らない彼岸
「そろそろお彼岸ですね」と言われると、なんとなくそんな時期があるのは誰でも知っているでしょう。
そして墓参りですが墓参りをなかなかしない人でも、彼岸の中日には墓参りをしている姿をニュースで見かけた事もあるでしょう。
それがなぜなのかも知りませんが、とにかく先祖を敬う時期なんだろうとは思います。
そして彼岸の正確な日付までも把握はしていないものです。
そんな彼岸について掘り下げてみましょう。
毎年、根付いている身近な事だけに大人の身だしなみとしては知識を深めておきたいものです。
彼岸の期間と為すべきこと
彼岸には春の彼岸と秋の彼岸とがあります。
春は春分の日、秋は秋分の日を中心に前後3日を加えたちょうど1週間を彼岸としています。
ちなみに2017年の春の彼岸は3月17日(金)~3月23日(木)となります。
初日を「彼岸入り」と言って、この日から彼岸のイベントが始まると思いましょう。
イベントとは中日の墓参りをメインにしたものです。
・お墓参り
まずは仏壇やお墓の掃除です。
仏壇は家の中にありますからそれほど汚れてはいないでしょう。
でも、お墓はたとえ近くにあってもこうした機会が無くてはなかなか掃除をしないものです。
遠くでなくても中日のお墓参りの際に掃除するのが普通のようでもありますが、本来はお墓参りの前にじっくり時間をかけてしておくものなのです。
また、必ずしも中日にお墓参りをするのにこだわることもありません。
それでは、混雑して落ち着かない場合もあります。
天候などの様子を見ながら、彼岸の期間中の都合の良い他の日を選んでもかまわないのです。
・修行
彼岸での隠されたイベントがこれです。
先祖を敬うと伴に先祖の話を家族と語らいながら、今の自分のあるべき姿を見つめ直す機会でもあるのです。
先祖に感謝ができれば、自然に恥ずかしくない自身を先祖に見せられるかを考えてみるのです。
彼岸では「六波羅蜜」と言う6つの徳目「布施、持戒、精進、忍辱、禅定、智慧」を意識し直す期間でもあるのです。
このそれぞれを一言で説明すれば、布施とは他人へ施すこと、自戒とは戒を守ること、忍耐とは耐え忍ぶこと、精進とは努力すること、禅定とは心を安定させること、智慧とは真実を見ることです。
彼岸の中日に先祖を供養する理由
彼岸の中日は春分の日か秋分の日ですが、この日は太陽が最も西に沈む日となっています。
日本にはあらゆる自然のもの全てを神として崇拝する「八百万の神」と言う考えが根付いています。
その中にはもちろん太陽もあり、この太陽が沈む西の方角は「西方浄土」と言う言葉がある様に意義深い方角なのです。
そこで最も西に沈む彼岸の中日に先祖を供養するのが習慣となったとされています。
したがって時間帯も夕日が映える頃がベストとなっています。
彼岸は仏教に由来するものですが、中日の墓参りは日本独特の神道に由来するもので他の国では見られない風習なのです。