冬の暖房~なにが一番お得か
- 2017/02/04
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冬の暖房器具はバラエティ豊富
夏の暑さ対策に使う電化製品といえば、エアコンと扇風機が双璧ですね。では、冬の寒さ対策に使うものと言えばなんでしょうか?
言うまでもなく、エアコン、石油ストーブ、ガスストーブ、電気ストーブ、それらのストーブをファンヒーターにしたもの、電気コタツ、カイロなど様々なものが思い浮かびます。夏とは大きな違いです。
さらに、床に敷くものとして電気カーペット、電気座布団、布団には電気敷毛布、そして、電気掛毛布まであります。寒い冬を乗り切るためにランニングコストがかかるのは仕方ありません。しかし、できれば安くすむものを使いたいものです。
冬の暖房用品は、なにが一番お得なのでしょうか?
こう聞かれると、一番に除外されるものがあります。それは、エアコンです。エアコンは電気を食うというイメージが定着しているようです。果たして、それは本当なのでしょうか。
また、エアコンの対極にあるとも言える電気コタツには、お手頃感があるようです。昔から使われているアイテムだけに、そう感じるのかも知れませんね。コタツはエアコンの数分の一の電気代ですむのではないかとの声まで聞こえてきます。その答えは、明確な数字で示したいところです。
実際の電気消費量を確認してみる
最近では、火災の懸念などから石油ストーブを使うご家庭が減っているようです。また、オール電化住宅の普及によってガスを使えない家も少なくありません。そこで、ちょっと乱暴ではありますが、ここでは電気をエネルギーとして消費する暖房用品に限って比較してみます。
・エアコン6畳用から8畳用
消費電力600kwh程度の機種の場合、思ったほど電気代はかかりません。
・セラミックファンヒーター
1000kwhと500kwhの切り替え付きが多いですね。機種にもよりますが、500kwhだと暖かくないと感じることがあり、常時1000kwhで使用するケースがあります。そうすると、エアコンよりも消費電力が高くなり、電気代が多くなる可能性があります。
・電気ストーブ
1000kwh以下で切り替え付きもあり。スタンドアローンタイプの暖房器具は同じような消費電力ですが、ストーブの場合は反射による熱が届くため、500kwhでも結構暖まります。
・電気コタツ
600kwhとなれば、他の暖房器具並みの消費電力になります。しかし、サーモスタットが付いている機種の場合は常時600kwhというわけではないので、電気代は安くなるでしょう。
※消費電力は、各暖房器具で一般的と思われる数字を使用しています。
ここまでの比較は、あくまでも周辺環境や使い方を完全に無視した定格の消費電力でのものです。実際には、使う人によって電気代が異なります。特に、電気コタツなどは掛ける布団を捲り上げていると全力運転しないといけません。また、エアコンのような部屋全体を暖める目的のものと、スポットで用いる電気ストーブを同列に比較しても意味がないこともあるでしょう。しかし、自分ひとりで暖をとりたいオヤジには役立ててもらいたいものです。