オヤジも見たら絶対ハマる平成仮面ライダーの魅力
- 2018/02/04
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平成仮面ライダーは大人向き
1958年の月光仮面に始まった仮面をつけた正義の味方シリーズの延長線上にあるのが、仮面ライダーです。
1971年にテレビに初登場し、当時の少年たちの心をわしづかみにした仮面ライダーは40年の時を超えて未だに人気の衰えを知りません。
それというのも、平成に入ってからの仮面ライダーの進化ぶりが現代人のからも根強い支持を得ているのです。
かつて子供ばかりが喜んでいた仮面ライダーから脱皮しているのを知らないままの大人もまだまだたくさんいるでしょう。
どこがどう変わっているのか、放送を見ずとも軽く掴んでおきたいものです。
仮面ライダーの歴史
・敵が変化している
昭和の仮面ライダーは1号、V3、X、アマゾンなどと形態は若干変化するものの、敵は「ショッカー」や「GOD秘密機関」という悪の秘密結社でありました。
ショッカーはナチスドイツの残党、GOD秘密機関は戦後の冷戦を背景にした大国の日本攻略組織であったりと世界情勢を意識しての想定でもありました。
長い人気を維持していた仮面ライダーですが、1989年の昭和の終焉とともにシリーズも終了しました。
それから約10年の時を経てシリーズは2000年に再スタートしましたが、ここから仮面ライダーの敵は多様に変化していきます。
それは単なる子供だけをターゲットにしたキャラクターの復活に留まっていては、一時的に懐かしがられるだけでまたすぐに人気が下がると見込んでのことです。
まず、最初の仮面ライダークウガでは、古代から蘇った悪の民族、仮面ライダー剣では、生物の起源になったという不死の生命体と歴史を遡っての敵となりました。
仮面ライダー555では、世界を動かすほどの巨大企業になっている悪の企業が敵になっています。
・悪と悪とが戦う
仮面ライダー龍騎は、ヒーローが悪を退治するという仮面ライダー以前からの子供向け番組をも脱皮する異色の作品として注目されました。
仮面ライダーがなんと13人も登場し、それぞれモンスターと契約し生存競争を繰り広げるというかつてない展開を見せてくれました。
キャラクターも正義の味方で悪に敢然と立ち向かうのではなく、殺人犯がいれば金の亡者や結婚詐欺師などとまるで悪と悪との生き残りをかけているようなストーリーなのです。
とても子供向けとは思えませんが、21世紀を多種多様な価値観が世界中でぶつかり合う世相をも反映したものに出来上がっています。
・人間を描いている
ヒーローものは勧善懲悪ものとの先入観を打ち破る仕掛けが最も施されたのが、仮面ライダーキバです。
憧れのはずの仮面ライダーが三角関係にずぶずぶとはまってしまうのも、完全に大人のドラマになっています。
心の葛藤を乗り越えてこそ悪と戦えるところなど人としてどうあるべきかなども問いかけているのです。
まさに仮面ライダーを大人にとっても身近な存在としてくれています。
・有名俳優の登竜門になっている
仮面ライダークウガでオダギリジョー、仮面ライダーカブトで水嶋ヒロ、仮面ライダー電王で佐藤健が主演をこなしていたことで今後の仮面ライダーは誰がするのか注目を浴びるようになりました。
大人の若い女性が気になれば、大人の男性もまた話題についていこうと興味を持つものです。
子供のお母さんも人気俳優だったら興味も湧くはずです。
これからの仮面ライダーにも目が離せない
こうしてみると仮面ライダーは、その時代を少なからず意識したキャラクターやストーリー設定がされているのがわかります。
ビデオで全シリーズをしっかり見るほどの暇もないでしょうが、各仮面ライダーの個性やストーリーを実際にチェックする価値もあるのです。
子供がいれば、一緒になって楽しんであげることも出来るのが平成仮面ライダーの優れたところなのです。