近年のアップル社の様子に、少し昔を連想する、その理由とは
- 2017/04/03
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怪しげな情報ですら、ワクワクできない現在
新製品が出る前に、どこからか怪しげな製品スケッチやモックアップがリークされる。
これは、アップル社の恒例ともなっています。
試しに「iPhone8」で検索をかけてみてください、まあ怪しげな情報の多いこと多いこと。
昔のアップルならば、そんな怪しげな情報の中に「えっ!!」と驚かされる、新しい技術が含まれていて、ワクワクさせられたのですが、iPhone8の情報にあるのはもっぱらデザインの話ばかり。
そりゃデザインは昔からアップル社が重要視してきたことですし、大切なものなのはわかりますが、ぶっ飛んだ発想が入っていないとアップルらしくないと思うのです。
初代iMacで対応している周辺機器が全くないにもかかわらず、USBポートしか搭載していなかったような。ん? iPhone8はワイヤレス充電?……それって、アンドロイドでは珍しくないでしょ?
普通のメーカーに成り下がったアップル社
まあ、アップル社の製品にワクワクさせられなくなって、随分たちます。
例えば現行のiPhone7、セールスポイントが防水とおサイフケータイって……MacBook、横長の液晶タッチパネルがついているって……「ジョブスが生きていたら!!」、まあ、熱心なファンでなくても、そんなことをつぶやきたくなってきます。
それこそ初代のiPodいや、iPhoneが登場した時のような衝撃は、今のアップル社に求めるだけムダというものなのでしょうか。
こ、これは「デュオ・ドック」
こんな感を今さらにしたのは、最近公開されたアップル社が取得したという特許の話題を目にしたから。
「携帯可能な薄いコンピューティング端末に内部コンポーネントを提供するシステムおよび方法の様々な実施形態」……えらく長い名称ですが、要はノート型パソコンのトラックパッド部にiPhone的なモバイル端末をはめ込んで使うというアイデア。
もしくは、ノートPCの液晶画面部にiPad的な何かをはめ込んで使うというもの。
これが何かについて、アップル社からのアナウンスはありません。
ですから、何なのか実態は不明なのですが、そのアイデアがモバイル端末の単なる外付けキーボードにしか見えないのが悲しいところ。
ジョブスが生きていた頃ならば、それ以上の何かが期待できそうなのですが……。
これじゃあ、まるで「PowerBook Duo」ではないですか。
何だかどこかで見た風景
自らが創業したアップル社を追われたジョブスが復帰した時に、まず最初におこなったのが、製品ラインナップの整理でした。
当時はデスクトップだけでもPerformer、Centris、Quadraなど数種類もあった製品ラインナップを、iMacとPowerMacの2種類に集約したのです。
当時アップル社は絶不調、製品が売れないのはラインナップが不足しているためと勘違いして、存在意義のない製品が山ほど生産されていました。
結果、製造現場は混乱、広告戦略も散漫なものとなり、何を売りたいのかが伝わらないから売れないという悪循環にはまっていたのです。
それをジョブスが大掃除、iMacのリリースとともに、アップル社の復活・快進撃がスタートしたのですが……。
何種類もある製品ラインナップって、今のアップル社の状態と似ていませんか?
iPhoneやiPad、iPodなど似たようなな商品ばかり、リリースしていませんか?
最近も過去最高の収益を上げたとかいう浮かれた記事が踊っていましたが、まあ、しばらくすると足元がぐらつくに違いありません。
だって、利益が上がっていることを除けば、ジョブス復帰直前と余りにも似ているから。
そして、呼び戻すべきジョブスは、もうこの世にはいないのです。