驚きの進化と努力!昭和~平成のゲームミュージック史が胸熱すぎる件!
- 2019/04/09
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ゲームに欠かせないBGM『ゲームミュージック』
ゲームのストーリーに感動したり、スリリングな場面でハラハラ・ドキドキしたりするのも、ゲームミュージックの力が大きいです。
本記事では、そんなゲームミュージックが誕生したころから今日までの歴史を紹介します!
コンピューターゲームとともに誕生したゲームミュージック
今でこそ、美しくリアルなサウンドを可能にしているゲームミュージックですが、コンピューターゲームが誕生してから数十年もの間、制約の多い環境のなかで発展してきた歴史があります。
というのも、ゲームミュージックはあくまでもゲームの一部。
ゲーム機の構造にあわせて予算や打ち込み環境に厳しい制約があるので、自由にどんな音色でも組み込めるわけではないのです。
1970年代に空前の大ヒットを記録した「スペースインベーダー」を思い出してみてください。
スペースインベーダーで使われている音響は、抵抗器を用いた8種類のサウンドのみ!
リアルなサウンドを流すようなゲームが登場するのは、まだまだ先のことです。
ゲームのスタート時や要所要所に短いメロディを採用したことによって、初めて広く知られたゲームとしては、1977年に発売された「サーカス」があります。
ですが、処理能力の関係からか、音楽が流れるときには画面が停止していました。
他にもゲームサウンドが印象的なゲームに、「スペースフィーバー」や「メロディーパート3」などがあります。
ちなみに、この頃のゲームミュージックを作成していたのは、音楽に特化しているわけではないゲーム会社の社員やプログラマーであることがほとんどでした。
マリオブラザーズやドラクエが登場した1980年代
1980年代になると、和音を導入したゲームミュージックが続々登場!
ゲーム中も音楽が鳴りやむことなく、効果音もリアルタイムで鳴るゲームが生まれ、旋律もより美しいものへと進化していきます。
1983年に登場したファミリーコンピュータは、最終的な出荷台数が全世界で約6291万台に達し、家庭用ゲーム機の普及とともにゲームミュージックの認知度も高まっていったのでした。
そして、今も圧倒的な人気を誇る「ドラゴンクエスト」や「マリオブラザーズ」が登場したのも、この頃です。
これらのテーマ曲やBGMは、ゲーム以外のシーンでもたびたび採用されているので、「ゲームはプレイしたことがないけど、この曲は知ってる!」という人もいるでしょう。
1984年には、ゲームミュージックとして始めてのレコードがリリース。
ゲームミュージックが1つの音楽として愛されると同時に、サウンドトラック市場への期待も高まっていきました。
リアルな音を出せるようになった1980年代後半~1990年代前半
同時に発せられる音の数が10を超えるゲームも登場し、ピアノなどの楽器の音も一気にリアルなものに近づきました。
そして、音楽のみならず人の声も多く用いられるようになり、「ストリートファイターⅡ」はその代表格です。
オープニングやエンディングなどに主題歌が入るゲームが登場したのもこの時代の特徴で、有名なものに「ときめきメモリアル」「天外魔境」「ゆみみみっくす」などがあります。
1990年~1995年には、ゲームミュージックがメインのライブイベント「ゲームミュージックフェスティバル」が行われ、音楽としての人気も確固たるものになりました。
ディスクメディアになった1990年代後半~2000年代
NINTENDO64はROMカセットが用いられていたものの、セガサターンやプレイステーションはディスクメディアで、大容量・高性能化された時代。
メディアとハードの進化により、ゲームミュージックに課せられていた制約も少なくなったことで、「録音された音楽を流す」ということもできるようになりました。
こうして振り返ると、ゲームミュージックもなかなか奥深いことがわかります。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどの有名タイトルの場合、ゲームミュージックの演奏会が行われることも。
興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。