お笑いのM1王者が決まり次は「R1?・W1?」何がどれなのか紹介!
- 2018/12/15
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M1、R1、W1はどれもお笑い界の用語
12月になると今年の総決算として、あらゆる部門で大賞なりグランプリなりが続々と決定されます。
その一つにあるのがM1グランプリで、お笑い界の王者を決めるものだったでしょう。
しかし、お笑い界にはR1と言うものもあったようですし、さらにはW1なるものも聞かれるようになっています。
こうなってくるとどこがどう違うのか、即答できる人も少ないのではないでしょうか。
確かにどれもお笑い界で№1を決めるものには違いありませんが、一言で言えばそのジャンルが違うものなのです。
そしてそれぞれがどうお笑い界に貢献しているものなのかも含めて紹介してみます。
M1、R1、W1の違い
・M1
M1グランプリのMは漫才のMです。即ち、F1グランプリのように漫才界での王者を決める大会なのです。
2001年、あの島田紳助が提唱し吉本興業の主催で行われています。
出場資格は結成して10年を超えないコンビ、グループに限定しています。
これは将来性を感じ取ってもらい、注目されるための機会や見切りを付けるための機会にするための制限だとされています。
テレビ朝日系列で放送され、今ではすっかりお茶の間に定着した感もあります。
M1の優勝者はバラエティ番組でもよく話題にされて、これを機会にブレイクする芸人もいるようです。
・R1
R1ぐらんぷりのRは落語のRです。
M1グランプリの成功を受けて2002年、落語でも同様の大会をと、吉本興業の主催で行いました。
しかし落語界に限ると出場者の範囲も狭められることなどから、翌2003年からは対象を広くピン芸人としています。
趣旨も当初は若手の登竜門的な色彩にしたかったようですが、今では芸歴の制限も無くなったようです。
フジテレビ系列で放送され、こちらも歴史はありますが、ピン芸人自体の数も少なく感じますし知名度の点で先行しているM1には及ばないのではないでしょうか。
優勝者が誰であったのかも話題になりづらいようです。
ピン芸人にはそもそもコンビがするようなボケもツッコミも1人でこなすような難しさもあります。
浮き沈みの激しいお笑い界で、ピン芸でこれを維持し続けるのは荷が重いものです。
そこでピン芸にチャレンジする人も少なく、どうしても一発芸のようなものがメインになるのが原因ともされています。
・W1
W1は「女芸人No.1決定戦 THE W」を略称化したもので、WはWOMANのWでWARAIのWの意味も含めてとされています。
つまり参加者は女性に限られています。
芸風は漫才であろうがピン芸であろうが、とにかく女性であればかまわないと言う大会になっているのです。
これまでM1やR1で女性が王者になったのはだいたひかるただ一人だったことから、女性の間だけで独自にグランプリを決めたいとの声に応えたものです。
お笑い界でも森三中、ハリセンボン、イモトアヤコなどのように独特の芸風を売り物にしている例が増えていますので、発展の機会ともしたかったのでしょう。
知名度では2017年にスタートしたばかりですので、まだ馴染みのない人も多いはずです。
お笑いコンテストはお笑い界のエネルギー源
振り返ればM1でもR1でもW1でもないお笑いコンテストは記憶にいくつかあります。
とりあえず、キングオブコント、THE MANZAIが思い浮かびますが、単発だけの番組でもあったかのような気がします。
それでも視聴率が期待できてのことでしょうから、そこには人気の理由もあるはずです。
まずプロに限らず参加者の門戸を広げたことで、お笑い芸人をより身近に感じられるようになったこともあるのではないでしょうか。
今後、新参番組のW1を含めてM1、R1もお笑い界を支える定番番組となるのでしょう。