2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の頃の日本ってどんな時代?

  • 2018/10/13
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2020年に向けて大河もオリンピック

2019年の1月から47回にわたって放送される予定の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」。中村勘九郎、綾瀬はるか、中村獅童といったおなじみの豪華キャストをそろえています。

翌年に2020東京オリンピックを控えていることから、日本のオリンピック黎明期に焦点を当てた物語となっており、前回東京大会の時代を懐かしむ声も聞こえてくるようです。

さて、近代オリンピックと日本のかかわりは、1912年のストックホルム大会に遡ります。その後、1924年から夏と同じ年の開催として始まった冬季オリンピックとともに、1940年の開催権を獲得。夏は東京オリンピック、冬は札幌オリンピックとなるはずでした。

2020年に向けて大河もオリンピック
しかし、戦時下の時代背景から開催権を返上し、実際に日本でオリンピックが行われるのは、大河ドラマの設定でもある1964年東京大会まで、実に四半世紀を要することとなりました。また、札幌大会は1972年まで待つことなり、奇しくも沖縄返還の年の開催となったのでした。

ドラマの舞台となっている、東京オリンピックを控えた日本は、敗戦からわずかに十数年を経たばかり。インフラなどというものは、何もなかったといえば極論かもしれませんが、何もかもが不足していたのは事実です。

現在も利用されている施設などの多くで、老朽化の問題が出ているのも、この東京オリンピックに合わせて作られたものだからという複雑な状況もあります。その例としては首都高速が有名です。

もっとも、すべてが東京オリンピックの関係というわけではなく、オリンピックの招致があったかなかったかに関係なく、高度経済成長時代と呼ばれる時期でもあり、日本中が未来へと驀進している最中でもありました。そのような時代背景があったればこそ、東京への招致に成功したともいえます。

高度経済成長時代と呼ばれる時期

 

あの頃の日本は

前回の東京大会が招致されたのは1959年のことです。昭和でいえば34年で、あの国民的人気歌手である山口百恵さんが生まれた年でもあります。花の中三トリオを知っているオヤジは結構な年齢ですね。

さて、この年、大河の公共放送では「教育テレビ」の放送を開始しています。もちろん、大河ドラマはまだ始まってもいません。芸能界では、年末の風物詩となるレコード大賞が始まった年でもあります。

この年を含めこの時期は、全国で民間放送ラジオや民放テレビの開局が相次いでいます。

また、南極物語で有名な二頭の犬の生存が確認されたのもこの年です。一方で、伊勢湾台風による甚大な被害を出したことも記憶されています。

さらに、1960年には後に裁判を通じて「誰も信用していない新聞」という趣旨の話が出ることになるなど、話題性のある東京スポーツが創刊されました。1961年には、大河と双璧をなす朝の連ドラがスタート。1962年には東京が1000万都市になっています。1963年の大事件としては、プロレスラー力道山の刺殺がありました。

この頃の日本は、あらゆる分野において基盤となる企業・製品・施設・システムといったものが誕生し整備されて、近代自由主義国家として確立する時期だったといえます。その象徴が1964年の東京オリンピックだったといえるでしょう。

世界に冠たる新幹線技術も、あの時代に登場し、ついにはリニアモーターカーへ変貌を遂げようとしています。ただ、こちらも老朽化の対策を迫られています。

あの頃の日本は
当時の日本の空気といえば、働いて稼いで自分の家を築く、拡大再生産が前提で活気にあふれたものです。何をするにしても今ほど規制が強かったわけではないため、自由に動ける雰囲気があった反面、それによる弊害が起きたのも事実です。

また、子どもたちは泥んこになりながら道路や山河で遊び、鼻水をたらしていても、ボロ服を着ていても、それがいじめの対象になる可能性は極めて低かったといえます。

一種の昭和ノスタルジーを感じる時代だったといえるでしょう。ひとつハッキリしているのは、あの時代には二度と戻れそうにないことです。

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