ホンダCR-Vが完全リニューアル!ヴェゼルとの違いやSUVバリエーションとは?
- 2018/11/02
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待望の復活を果たしたホンダCR-V
2018年夏、ホンダのSUV車である新型CR-Vが登場し、自動車市場に明るい話題を提供しています。なにしろ、当初の計画を大幅に上回る売れ行きとのことです。
ホンダのCR-Vといえば、2016年まで国内市場でも投入されていましたが、ヴェゼルのセールスとの関係からか、5代目は投入されずに終ってしまっていました。
メーカーの母国で売られずに、世界各国で売られていた5代目CR-Vを待ち望むホンダファンの声も少なくなかったようです。そんな中、ついに日本に帰ってきた新型CR-Vは、予想を超えるヒット車種となったわけです。
さて、CR-Vを売らない選択の一因ともいわれているヴェゼルとの関係はどうなったのでしょうか。現行のヴェゼルはコンパクトクラスのSUV車で、全長4300ミリ程度の1500CCとなっています。
一方、新型CR-VはミドルクラスのSUV車で、全長は4605ミリ、全幅も1800ミリを超えており、ヴェゼルより少し大きめの車体を持っています。エンジンはハイブリッドで200CCクラス、ガソリンで1500CCクラスです。※ハイブリッドの発売は11月1日
ヴェゼルとの決定的な違いとして、ガソリンモデルに3列シートの7人乗りを設定している点があります。車体は5人乗りとまったく同じものでありながら、3列シートで7人が乗れるバリエーション。このクラスのSUVで7人乗れるというのは、結構すごいことではないでしょうか。
ヴェゼルより300ミリほど長い車体だからこそ可能になったともいえますが、そもそも4600程度でこの乗車定員を実現したことも立派です。
また、全グレードで標準装備となった「Honda SENSING」に加え、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート装備車も投入されています。これは、足を動かすだけでテールゲートの操作ができるという優れものです。これまで、国内では装備してこなかったものです。
最先端のSUVへの意気込み
ミドルクラスSUVで3列シート7人乗りを実現するなど、ホンダがCR-Vを通じてSUV市場での最先端に遅れないようにしたいと考えていることが推測されます。車体の大きなミニバンではなく、SUVに多くの乗車定員を設定する流れがあるためです。
これは、単に自社のヴェゼルとの比較云々だけではなく、もっと重要な意味を持っています。
たとえば、マツダのCX-8は6人乗りと7人乗りを設定しているSUVです。しかし、CX-8は全長4900ミリとCR-Vに比べてかなり大きな車体になっています。この点で、7人乗れるのに取り回しがよい車というアドバンテージがCR-Vには生まれます。
もうひとつ、CR-Vのハイブリッドにも大きな特徴があります。それは、SPORT HYBRID i-MMDの採用です。3つあるモード「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」の切り替えによって、効率のよい走りを実現しています。
さらに、1500CCのターボエンジンはCR-Vの大きな特長といえます。これもヴェゼルにはないものですが、ホンダが公式に2400CCエンジンに匹敵するというくらいパワフルな走りをもたらすものです。
これほどの性能と仕上げを詰め込んだ新型CR-Vですから、お値段の方もそれなりになっています。たとえば、最もお安いタイプEXの5人乗りFF車が税込みで323万280円です。
一番よいお値段になっているのが、HYBRID EX・Masterpieceの4WD車で436万1040円となっています。この価格を高いと感じるか、安いと感じるかは個々のオヤジ次第です。
また、注目のガソリンエンジン7人乗りの価格は、EXのFFで342万1440円、4WDで363万7440円となっています。大きな車体で扱いにくいミニバンを買うくらいなら、お手頃価格のCR-Vがよいと思うオヤジも多いのではないでしょうか。
もっとも、これからこのようなタイプのSUVは各社からどんどんリリースされる可能性もあるため、急いで買うのはどうか?と思っているオヤジもいることでしょう。そこは人それぞれですが、買いたいときが買い時といったところでしょうか。
ただ、うっかりしていると10%になってしまう!そうです、消費税が上がる前に買うという選択肢もありますね。安くても6万円くらい余計に払うことになりそうですから。