ダイハツ「コペン」の魅力は、コペンにしかない特別感だ!

  • 2018/07/23
  • ライフスタイル・娯楽
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  • アントニオ犬助
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コペンが速いわけがないのです

コペンが速いわけがないのです

「あんな高いだけでクソ遅い車、どうしてありがたがるかねえ」
ダイハツ「コペン」の話題になると、したり顔でこんな風に語る輩が必ずいるもので、私・アントニオ犬助はいつも鼻白んでしまうのです。

だって、2002年に発売になった初代の車重は800~840kg、2014年に発売の2代目にいたっては850~870kg。現行のスズキ・スイフトが840kg~、スズキ・アルトに至っては670kg~ということから考えてみても、コペンが速いはずがない。そもそもコペンは速く走ることを考えて造られた車ではないのです。
にもかかわらず「高いだけでクソ遅い」などと、的外れな批判をしてしまうかなあ?
というかコペンの魅力は、始めからそんなところにはないのです。
まあ、価格が高いという点には同意しますけれどね。

 

遅くてもコペンがスポーツカーである理由

遅くてもコペンがスポーツカーである理由

そんなコペンの最大の魅力はコンパーチブルであるというところ。
屋根がなく、風を切って走るという爽快感をもたらせてくれるという点、加えて耳元で起こる風切り音で、スピードを感じさせてくれる点。
この魅力の前では、どれだけ速い車でも屋根があるという時点でコペンには絶対にかなわないのです。
ポイントは爽快感とスピードを「感じる」という点。感じさせてくれるならば、実際に速い必要は全くないもの、それだけでコペンは立派なスポーツカーだと思うのです。

加えて、多くのグレードで採用されている「電動アクティブトップ」の素晴らしさ。
スイッチ一つで屋根が開閉するというものですが、実際にトランスフォーマーのごとく変形する様を目の当たりにすると、必ず心動かされるもの。
子ども、いや子どもの心を忘れない大人ですら、大喜びしてしまうギミックが付いているというのもコペンの大きな魅力の一つ、やはり特別な、ワン・アンド・オンリーな一台がコペンなのです

願わくば走行中に開閉できるなら、なお良しなのですが、いかんせんコペンはメルセデスのSLではありません。そこまで望むのは、欲張りすぎるというものです。

 

コペンの特別感は製造工程にも健在

特別感があるコペンなのですが、それを感じさせてくれるポイントは電動ルーフトップだけではありません。オーダーすると、「コペンファクトリー」と名付けられた工場へご招待してもらえ、自分だけの一台が製造されている様を見学することができたという!!
まあ、初代・コペンの場合ですが。

このコペンファクトリー、現在では一般にも開放もされるようになったといいますから、現行のコペンでは特別感は少々薄れてしまいまったものの、まあ衆人の監視の下で製造されるコペン、通常のダイハツ車よりは緊張感のある環境で、丁寧に作られている(はず)。
こんな特別感は2代目になっても健在なのです。

 

単に速いだけの車がかすむ、コペンの魅力

単に速いだけの車がかすむ、コペンの魅力

そして、ダイハツ・コペンの持つ特別感といえば他に類を見ない脱着構造「Dress-Formation」。これは2代目になって導入されたもので、ボンネットやトランク、バンパーといった外装パーツをオーナーの好みのタイミングで付け替えて、好みの外観に変更することが可能というもの。

現行のコペンはスポーティな「ローブ」、SUVチックな「Xプレイ」、初代・コペン系の「セロ」という3種類のバリエーションが用意されているのですが、別売のキットを購入することで、どのバリエーションにも変更することができるという趣向が凝らされているのです。

ちなみにこのドレスアップパーツ一式の価格は35万円。そんな高額のパーツ、誰が手を出すか? ではありません。その気になれば、外装も変えることが「できる」というだけで、十分コペンならではの特別感があるのです。

まあ、これだけではないのですが……ダイハツ・コペンの魅力は「特別感」に尽きる。
つまり他の車では絶対に手に入らないものが、コペンに乗れば手に入るのです。
そんな特別感の前では単に速いことなど、どうでもよくなってしまうものではないかと思うのです。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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