缶コーヒーの摂りすぎは健康の黄信号
- 2016/07/14
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夕方、腹がすいたら缶コーヒー?
40代は男の働き盛りと言われます。社会人になってからの20年近い間に経験を積み、ノウハウを吸収し、仕事に習熟。ぐんと高めた能力を活かすべき仕事は、山ほどあります。気合いも入ります。
少しくたびれてきたとはいえ、まだまだ若さは維持。昼にたっぷり食事を摂っても、夕方になればお腹がすくでしょう。そのとき、何を補給して、空腹をうっちゃりますか?
多くの人が「缶コーヒー」と答えるはずです。
コーヒーを多く飲むのは25〜59歳
データがあります。男性を対象に、一人が1週間当たりに飲むコーヒーの杯数を年齢別に算出した結果です。
中・高校生:2.87(2.06)
18〜24歳:5.66(7.73)
25〜39歳:13.48(11.35)
40〜59歳:14.74(14.37)
60歳以上:11.78(11.70)
(全日本コーヒー協会)
数値は2014年の調査結果で、25〜59歳が抜きん出て多く飲んでいることがわかります。( )内は2012年の数値で、比較すると消費量が右肩上がりになっているのもわかります。
缶コーヒーだけではなく、コーヒー飲料全般のデータですが、その多くが缶コーヒーであることは別の調査で明らかになっています。最近はコンビニなどのカウンターコーヒーが人気を集めていますが、客層の中心は女性です。
缶コーヒーはカロリー補給剤
「そうか、残業時間に入るときによく飲むもんなあ」という声が聞こえてきそうですが、感心していちゃいけません。40代にとって、缶コーヒーの多量摂取は健康の危険因子の1つだからです。
缶コーヒーは、喫茶店などで飲むコーヒーとは全く別の飲み物です。下にあるメーカーの缶コーヒーの成分を示しますが、「香料」が入っている点が要注意。これは、成分中のコーヒーはあまり多くなく、コーヒーらしさを出すために香り付けしていることを示します。無糖のものは別として、砂糖入りの甘い缶コーヒーは、実体としては「香料入りの砂糖水」と見ていいでしょう。
Aメーカー:コーヒー、砂糖、濃縮乳、牛乳、香料、乳化剤、カゼインNa、酸化防止剤
Bメーカー:牛乳、砂糖、コーヒー、脱脂粉乳、乳化剤、香料
先々の健康維持を考え、控え目に
腸の病気などで普通の食事ができないとき、病院では患者に点滴をして、血管の中に水分と栄養を入れるますよね。夕方の缶コーヒーはこれと同じ。カロリーを補給しているのです。コーラやジュースではなくコーヒーを選ぶのは、多少なりとも健康を意識しているからでしょうが、カロリー補給という観点で見ると、コーヒーもコーラもジュースも同じ。似たものどうしです。
缶コーヒーはやめなさい、とは申しません。でも、40歳を過ぎたら控え目にするのが、先々の健康維持にはいいように思います。