「フレデリック・コンスタント」コスパ最高の一本を
- 2017/08/28
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コミュニケーションツールとしても優秀な腕時計
時間を知るための道具というだけでなく、貴重なアクセサリーだったり、価値観の表現だったりと、いざとなったら換金できたり、時には武器になったり……腕時計は様々な役割を果たしてくれます。
初対面の人と顔合わせをする様な場面でも、少し凝った時計を身に付けていると、アイスブレイクとして最適という、これも大いなる腕時計の役割。
相手の時計がどこブランドで、どの程度の価格帯のものなのかは一目見ればわかりますから、それによって腕時計に対する思い入れも測れるというもの、それを見ながら話を進めることもできますからね。
若者にオススメの腕時計とは
なんて話をしすぎると、ただのウンチクオヤジになってしまい嫌われてしまいますから、非常に気を使うのです。しかし先日、20代の若者から「そろそろ1本、本格的な機械式の時計がほしいと思うのですが」という相談を受けました。
もうねえ……多分、その時の犬助はすごく嬉しい顔をしていたと思うんですよ。だって、持てるウンチクは披露したいものですから。
予算は20万円程度といいますから、まずは中古のロレックスをすすめる。
新品ならばということで、セイコー・ブライツの自動巻き、ドイツならばNOMOS、スイスならばフレデリック・コンスタント、とここまで話をしたのです。
フレデリック・コンスタント、シチズン傘下に収まる
「フレデリック・コンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)」、創業は1988年ですからそれほど歴史が長いブランドではありません。
しかし、真面目な時計作りを続けているイメージ。前身が文字盤を専門に手掛ける工房だっただけあり、時間表示の書体の美しさやダイヤルに施された装飾(ギョーシェ)にも定評があるばかりか、近年ではムーヴメントも自社開発。今では数少なくなってしまった、マニュファクチュールの一つでもあります。
デザインはちょっと保守的な傾向はあるものの、それだけに飽きが来ないもの。
ケースの仕上げもキレイだよ、特にスーツにピッタリ……なんて、PCで検索をしながら話をしていたら、何てこったい!!
フレデリック・コンスタント、シチズンの傘下に収まっているじゃないですか。
ムダな値上げに巻き込まれないことを願う
このことが発表になったのが2016年、今年の秋冬のコレクションから本格的にシチズン傘下となるようで、この犬助・時計好きを自称しながらも、この事実を知らない不明を恥じたのです。
これで、シチズンが傘下に収めた海外ブランドは、アメリカ・ブローバに続いて2社目。
シチズン社内でのフレデリック・コンスタントの位置づけは「ブローバ<カンパノラ<フレデリック・コンスタント<ザ・シチズン」となる。と、ここまで読んでギョッとしたのです。
カンパノラといえば、ラインナップは25〜80万円程度のブランド。
これよりもフレデリック・コンスタントが高くなってしまったら、コストパフォーマンスの高さというブランドの美点が失われてしまうではないですか。
上を見ればトゥールビヨンなんてコレクションもありますが、シンプルな3針モデルなら20万円程度で、購入できるのがフレデリック・コンスタントなのです。
経営が変わる影響かなんなのか、現在フレデリック・コンスタント、結構な値引き額でセールがおこなわれていたりしますから、ひょっとすると今が手に入れるチャンスなのかもしれません。
ロレックスでも何でも時計ブランドは近年、値上げがトレンドのようになっています。
願わくばシチズン傘下になって、フレデリック・コンスタントがムダに価格帯を上がることがありませんように。