40歳を過ぎたら、本格テーラーでオーダーシャツを1着

  • 2016/07/23
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昔、ワイシャツは仕立てるものだった

写真集などで昭和40年頃の東京の街を写した写真を見ると、「ワイシャツお仕立て」と書かれた看板や広告が目に入ることがあります。西暦でいえば1965年。その頃は、男のワイシャツは基本的には「オーダーするもの」だったことがわかります。
既製品は、もちろん売られていたでしょう。しかし、形や生地の種類、サイズは少なく、首回りは合っても腰のあたりはだぶだぶというのが当たり前。だから、お洒落心のある男たちはこぞってオーダーしたのです。

 

 

日常の通勤着以外に1着ぐらいはオーダーシャツを

時代は移り変わっていま。町の小さなワイシャツ仕立て屋はあとかたもなく消えてしまいましたが、どっこい、行くところへ行けばオーダー店がちゃんとあります。しかも、最近は店舗が増加傾向にあるのだとか。
聞けば、中心は40代以上のお客だそう。安物買いを卒業し、経済的にも安定してくる年代ですから、日常の通勤着以外のワイシャツは1着ぐらいは自分の体に合わせたオーダーで、という人が増えているとということらしいです。

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身体へのフィット感はやはり別もの

既製品のワイシャツも、いまは種類いろいろ。かつては白のブロード織り一辺倒だった生地も、オックスフォードはもちろん、サテン、シャンブレー、ボイルなど多彩です。色だって、グレー、ブルー、イエロー、ピンクと色とりどり。選択肢は豊富で、これで充分とも思えます。
それでも、オーダーにはやはりオーダーならではの魅力があります。何よりも、身体へのフィット感。体を採寸して仕立てるのですから当然とはいえ、着心地はやはり段違いです。

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自分好みのシャツが作れる、着れる

それに加えて、自分の好みの生地を選び、好みのデザインを選んで、思うがままのシャツが仕立てられる。オーダーの最大の魅力はそこでしょう。オーダーにはパターン(型紙)が用意されていて、そこから好みのものを選んで注文する「パターンオーダー」もありますが、生地はもちろん、ボタンや糸などの部品を選んで全くのオリジナルを作ることができるフルオーダーがやはりおすすめです。
フルオーダーは採寸→裁断→縫製という工程をすべて手作業で行いますから、高い技術力を持った職人がいるお店専用のものになります。そのため、価格は高額になりますし、時間もかかります。
それでも、テーラーと相談しながら1着のワイシャツを作り上げていくのは、得がたい喜びでもあります。

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襟の高さが注意ポイント

ついでに、注意ポイントを1つ。40歳を超えると、老化はすでに始まっていて、喉の部分にどうしても皺が発生します。この皺を目立たないようにするには、襟を高くする必要があります。
高い襟=ハイカラー。ハイカラー→ハイカラと覚えておきましょう。

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