コートこそオーダーを! オーダー出来るコートの種類はどんなものがある?

  • 2018/10/26
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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私は今年の秋冬に向けて、もうそれなりの服の用意が済んでいます。そんな中でまだ準備出来ていないのがコート。手持ちが全くない訳ではなくて、着まわしている内の1着がもう寿命なので、その次の代の準備です。私がいるところは本当に寒くなるピークが2月なので、まだ余裕があるなと思っていたりします。しかし実際のところは、デザインが決め切れないんですよね。今回はどんな形にしようか?と。

私、コートはオーダーが多いのですが、それは「コートこそオーダーだろ!」と思っているから。何せ、1度に沢山の服を着込む季節の、1番外側に着る服です。着た時の身体を覆う面積も大きいので、コートだけで印象のかなりの割合を締めます。さらにサイズや全体のバランスがとても難しく、既製品で適当に選ぶと失敗しやすい服でもあります。

と、いうことで今回は私が何をオーダーしようか迷っているコートについて、一般的にオーダーできるコートの種類とその特徴をざっとご紹介していきましょう。一緒に悩んでください。

 

ステンカラー(バルカラー/バルマカーン)コート

ステンカラー

気になる指数★★★★★

このコートはちょっと色んな呼び方があります。名前の話は今回置いておきますよ。だって私はいま「どのカタチにしようか?」で悩んでいるのですから。

そう、この形は私が候補に挙げている1つ。大雑把にいえば、シャツの様な襟の形のコートです。サラリーマンが昔から良く着ているコート、なんて言っても分かるかもしれません。首元までボタンで留められて、寒い風もシャットアウトしてくれる冬に心強いカタチをしていますし、シンプルで使いやすいコートです。最近流行っている、フォーマルでエレガントなイメージのチェスターフィールドコートと同じく昔からある定番の形ながら、よりカジュアルにも対応できて幅広く使えるのがこの形。ワイルドにも羽織れるのが魅力です。オーダーもしやすいので、まずは1着目に、という初心者から着こなせるオールマイティタイプ。私はこのコートをオーダーするなら、生地にちょっとこだわりたいと考えています。

 

チェスターフィールドコート

チェスターフィールドコート

気になる指数★★★★

次いで、ここ数年でいきなりコートの主役に躍り出た感があるのがこのチェスターフィールドコート。フォーマルなカタチのコートでもあります。大雑把にいえば、スーツのジャケットと同じ襟型のコートです。フォーマルな形だけあってエレガントだしちゃんとして見える。

私はスーツ業界にもいましたから、このコートは持っていて当たり前。欠かすなんて事があってはならないですし、欠かす恐れがあるならすぐさま新調します。遊びの1着としてなら別としても、今回の様に悩む候補には出てきません。

それくらい、スーツに合わせるには定番のコートなので、これからコートをオーダーしてみようという方にもぴったりのコートです。エレガントさもあるコートなので、この雰囲気に着慣れない場合は「あれ?オレってコートに着られてる?」なんて思うかもしれませんが、着ていくうちに、似合う自分に変身させてくれる、大人の男のためのコートと言えるでしょう。ちなみに、最近はダブルブレステッドのものも良く見かけますが、やはり汎用性が高いのはシングルですね。

 

アルスターコート

アルスターコート

気になる指数★★★★★

こちらもまた、最近人気のカタチです。大雑把にいうと、チェスターフィールドコートの首回りの襟部分を大きくした様なカタチ。あとこちらはダブルブレステッドが基本です。メンズコートの歴史では過去に大人気だった事もあり、実は定番のカタチです。歴史も古く、トレンチコートの原型になったとも言われるコート。日本での流行は最近になってから、という印象です。

私がもう1つの候補に挙げているのがこのコートです。チェスターフィールドコートに形が似ているものの、こちらはカジュアルなコートとして親しまれてきました。カジュアルコートのクセに、チェスターフィールドコートの様なエレガントさも持ち合わせているのがこのコートの魅力。

私はアルスターコートにするなら、モスグリーンの生地にしたいんですよね。既に馴染みのテーラーには、オススメ生地をチョイスしてもらったりもしているのですが。

このコートはオーダーできるテーラーを選ぶ必要がある場合もありますが、かなり魅力的なデザインのコートと言えるでしょう。

 

トレンチコート

トレンチコート

気になる指数★★

「ハードボイルドな男のイメージにこのコートは欠かせない」と言って頷いていただけるなら、私と同じかそれ以上の世代という事になりますね。分からない方は「ハンフリー・ボガート」と検索してみましょう。そのハードボイルドなオジサマが着ているコートが、トレンチコートです。最近は女性が着ているのも良く見かけるので、見た事が無いという人はそんなにいないかと思います。

ただこのコート、男性が着るには難易度が高い。正直なところ、私は好んで着ません。日本人男性でこれを格好良く着こなせている人を街中で見つけるのもまた、難易度の高いコートなのです。なので、オーダー可能であったとしても、最初の1着には選びにくいコートといえます。もちろん、頑張って着こなしたいから買う!という考え方も格好良いのですけどね。安易に手を出しにくいんですよ。

 

ピーコート

ピーコート

気になる指数★★★

ミリタリー系コートの中で、テーラーでも作ってもらえる可能性が高いのがこのピーコート。

このカタチは学生にも人気がありますから、知っている方も多いのではないでしょうか?もし分からない場合はそのまんまの名称で検索してみて下さい。いくらでも画像が出てきます。ミリタリー出身のカタチなので前述の通り、やはり学生にも人気な分、適当な着こなしだと大人っぽさが出しにくいのがこのコート。

だからこそ、大人が着るならオーダーをオススメします。上質な生地で、身体にフィットした大人だからこそのセクシーさを纏ったピーコートなら、テーラードジャケットの上に合わせても品良く着こなせます。自分はこのカタチ好きなのですけどね。でもやはりミリタリー系だけあって、エレガントさという部分は控えめなんですよね。そのために、今回の候補には挙げていません。

 

ざっと、私がいま候補に挙げているコートに加え、定番のコートも加えて書いてみました。私としては現状2択で、ステンカラーならカジュアルな装い寄りになるしアルスターコートならエレガント寄りになるな、と思いつつ、どちらも生地感で色々テイストを加えても面白そうだなあ、とか、着丈やサイズ感はどれくらいが良いかなあ、などどまだまだ決めかね続けています。

大人の男らしさを漂わせるにはうってつけのオーダーコート。ぜひ、あなたも今年の冬に向けて、新しいオーダーコートで悩んで欲しいと思います!

この記事の作者

ファッションマジシャン◆ yutaka
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ファッションの専門学校〜アパレル業界での経験を活かし オシャレに自信がない男性から 豊かな人生を自在に楽しむスマートミドルへ大変身するための マジックの様なファッション=ファッションマジックをお届けします。
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