Tシャツをおしゃれに着こなすオヤジになる!実践編
- 2017/05/11
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ちょっと前にTシャツを選ぶ時のポイントをお伝えしました。
最近、温かい日も増えましたからね。今回はさらなる実践編として、オヤジがおしゃれに着るためのTシャツの実践ノウハウをお伝えしましょう。
オヤジのおしゃれは「自然に」が大事
「おしゃれに着こなす」なんて書くと、そういう言葉に普段あまり縁のない男性は「そんなに気合い入れるつもりはないよ」なんて、勝手にキメキメの格好を想像してしまうかもしれません。
そんな格好では、想像通りおしゃれと言える人はなかなかいないものです。一般的なオヤジのおしゃれとは、例えるなら街ですれ違った人が「あれ、さっきの人ちょっと格好良かったかも」と感じて振り返るか振り返らないか、というくらいの方が良いはずです。そうですよね?
自然に自分らしさを表現出来ている装いがオヤジには似合うのです。何と言っても、若造には醸し出せない年齢の厚みからくる魅力があるのですから。
魅力と一緒に自覚したいもの
我々オヤジはまず、そういう自分の魅力を自覚する必要があります。独りよがりではない、人に好印象を与えられる自分の魅力を自覚していないのは、大きな損ですからね。
そんな魅力と合わせて自覚したいのは、自分の「衰えた部分」です。特に身体の衰えですね。男性は比較的自分の身体を現実よりも良い方向に捉えがちだと言われる事があります。自分ではマッチョだと思っても、周囲からは単に少し太めの人、なんて印象の違いがあっては正しいTシャツを選ぶ事は出来ませんからね。
身体のラインは基本的に「隠す」
オヤジと呼ばれる世代ともなれば、自然の法則によって身体のラインは崩れてきます。そんな崩れた身体のラインがはっきり出るようなTシャツを着てしまっていては、どんなに良い素材であろうが良い色であろうが、台無しになることは間違いありません。
「いやいや、そうは言ってもオレの身体は、同じ世代のヤツらと比べればマシな方だぞ」
なんて思っているオヤジが1番危険ですからね。その格好を見ている「その他大勢」はあなたの世代なんて意識していません。そして無情な事に、比較対象は「世の中の比較したくなる男性全般」です。つまり、比較したくもないダメな男性は事前に省かれ、芸能人やスポーツ選手、モデルまでも含まれたオールスターともいえる男性軍と比較されます。
そんなのフェアじゃない?でも、自分たちもそうしてますよね?自分の理想の体型はどこかのモデルやスポーツ選手、芸能人なんて事は良くあります。異性を見る時だって、街中で目にとまる女の子と、記憶の中にいる可愛い芸能人を比較する事なんて、当たり前じゃないですか?いや、比較対象に2次元キャラだって入ってくる事も当たり前かもしれません。
だからこそ、既に身体のラインに衰えがきている我々オヤジは、誰がどう見てどこの誰と比較しても「その身体格好良い!」と思われる様な素晴らしいコンディションを保てていない限りは、身体のラインを隠せる様なTシャツを選ぶのが基本になるのです。
この身体のラインを隠すには、厚みのある生地のTシャツを選ぶ事。一枚が薄いなら、重ね着をして厚みを出せば良いのです。
例えば厚い胸板を見せつけているつもりが、だらしなく垂れた胸の脂肪を晒している様にしか見えない、なんて事がない様に、「身体のラインは隠す」を意識しましょう。
だからといってオーバーサイズはNG
今度はサイズについてです。身体のラインを隠す、思いつく手っ取り早い方法として「大きめのサイズを選ぶ」というのがあります。
でも、私はそういうオススメをしませんでしたよね。「厚みのある生地のTシャツを選ぶ」と書きました。
オーバーサイズはNGなんです。せっかく身体のラインを隠せても、オーバーサイズだと「だらしない」という印象は隠せないからです。あくまでも、サイズはジャストサイズ。もしくはそれよりも若干大きめかな?くらいまでです。着丈が長いものもだらしなく見えるので気を付けましょう。
そういうサイズで、厚い生地を選べば良いのです。
色選びのポイント
前記事「そのTシャツ、おしゃれですか?」では、シンプルで落ち着いた色を選ぶ様にオススメしました。今回は実践編ですから、さらに具体的な内容をお伝えしましょう。
落ち着いた色を選ぶのは基本です。が、この時、全身に身に付けるものが全て落ち着いている色合いだと、これってファッションスキルはかなり高くないとバランスが取りにくいのです。
失敗すると「単に枯れたオヤジ」に見えてしまいます。だって全身が落ち着いた色合いなのですから。これはあまり面白くありませんし、イメージがジジイに近くなってしまいます。もう少し、ハツラツさや元気な感じが欲しいものです。
全身が落ち着いてはっきりしない色ばかりになってしまうなら、そんな時こそTシャツの色で変化をつけましょう。使うのは「白」です。白はアクセントとして、とても使い勝手が良いのです。
白は靴やズボンに使わないのがポイント。夏の装いとしては良くある着こなしなのですが、これはバランスの取り方を間違えると「チャラいオヤジ」に見えてしまいます。もちろん、そちらのイメージを狙うなら良いのですが、大人の男を装いたいなら、白はなるべく上の位置にあるアイテムで使った方が良いのです。だから、Tシャツを白にするんですね。
まとめると、
・キメ過ぎず、自然体を意識して
・自分の魅力を忘れずに
・身体のラインを隠す厚めの生地を選び
・大きいサイズで誤魔化さず
・全身が落ち着いた色なら白を選ぶ
そんなTシャツを選びましょう、ということです。
ぜひ、お試しください。