平昌オリンピック後のシナリオ。戦争・核はどうなる?

  • 2018/02/10
  • ビジネス
  • 960view
  • YAZIUP運営
タグ
  • 国際情勢
  • アメリカ
  • ミサイル
  • 北朝鮮
  • 国際情勢
  • 戦争
  • 海外

米朝開戦がないとは言い切れない

いよいよカウントダウンのタイミングとなった平昌冬季オリンピックの開幕。とりあえずのオリンピック平和期間は実現しそうな気配。そして、韓国を助けてやったと主導権を握りにきた北朝鮮。その間にもミサイルと核の準備を進めるであろう事は、各国の専門家の一致する見方となっています。平壌オリンピックとの揶揄もあながち的外れではないとも。

つまり、最大でもパラリンピックが終了する春先には、本当に危険な日々がやってくるということになります。

米朝開戦がないとは言い切れない

評論家諸氏の発言に多いのが、アメリカが攻撃すると北朝鮮は韓国や日本に報復攻撃を行うだろうというものです。38度線から近い首都ソウルは、文字通り火の海になるだろうし、在日米軍基地のある沖縄、横須賀、三沢、その他の各地と、首都東京へのミサイル攻撃もあり得る。だからこそ、アメリカには攻撃を思いとどまらせる必要があるとの論調も続いています。

自分の住んでいる国や地域が戦場になるのは御免だというのは、至極当然の話であって、戦争を避けたいのは誰しも同じでしょう。相手を攻撃することも、気持ちのよいものではありません。

しかし、本当にこの理由で米朝開戦がなくなることはあるのでしょうか。

少なくとも、米軍が北朝鮮との戦争準備に入っていることは間違いないとされています。そして、これまでも繰り返しいわれているように、米本土がミサイル攻撃の危機にさらされることをアメリカは許容しないというものです。

その危機はまさに目の前にきています。アメリカ国民が、核ミサイルの射程に入ることをよしとしないのであれば、先制攻撃もあり得るということです。このとき、同盟国である韓国や日本が受けるであろう被害を無視するのかという点ですが、そのために自国を危険にさらすことのほうが、こと国としての行動としてはおかしいということになります。

ただ、アメリカ人にとっての現状は、核ミサイルによる恫喝がパールハーバーのような存在にはなっていないということでしょう。

その危機はまさに目の前

 

核保有国として認める選択肢

ここで、インドやパキスタン、イスラエルを引き合いに出して、北朝鮮も事実上の核保有国として認めればよいではないかとの意見が出ます。それで世界に平和が訪れるのであれば最善の策となるでしょう。

ところが、そんなことをすれば、世界は平和から遠のいてしまうとの観測も強力です。なぜなら、インドなどの核保有国は北朝鮮のような統治システムの国ではなく、アメリカ相手に核による恫喝を行う国でもありません。核を容認したときのリスクが段違いです。

それこそ、延々と核ミサイルを片手に瀬戸際外交が続くと見る向きが少なくありません。そうなれば、世界中が人質になったようなものだと。そして、アメリカもそれを考慮して最後のチャンスを見据えているともいわれています。

いや、それでも空爆だけで制圧することができないため、攻撃するなら地上軍の地獄の戦いを避けられない。そこまでアメリカがやるのか?との疑問もあります。

しかし、これも韓国や日本への報復と同じことで、たとえ犠牲を出してでも、叩くチャンスを見逃せないという考えができます。そもそも、核開発施設や弾道ミサイル基地を完全に把握できないことが、泥沼の地上戦を行わなければならない理由とされています。これについては、完全ではなくても大部分を補足できているので、そこまで困難なものにはならないとの見方もあります。

核保有国として認める選択肢

いずれにしても、開戦するなら米本土が被弾する前であり、被弾のリスクが生じる前ということになるでしょう。開戦しないのであれば、何があっても開戦しない。被弾リスクが高くなってから中途半端に開戦という最悪のシナリオを選ぶことは考えにくいことです。

もし、北朝鮮がアメリカを信頼するようなことがあれば、核を放棄するかもしれませんが、現実問題としては厳しい話といえます。

どのシナリオが現実のものになろうと、明るい話題になりそうにない点が…。

この記事の作者

YAZIUP運営
YAZIUP運営
YAZIUPは『オヤジである自分を受け入れ、最大限“楽しむ”ことができるオヤジはカッコいい!!』と考えています。「まだ現役でいたい!モテたい!カッコよくいたい!!」そんな40代~50代の男性の皆様にオヤジを“楽しむ”情報を毎日お届けするYAZIUP!!『近所のオヤジ達の中で一番カッコいいオヤジ』を目指しませんか?
up YAZIUP運営
YAZIUP運営

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ