レーザー光線が兵器になる日も近くなっている
- 2018/01/04
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レーザー兵器は静かに進歩している
最近の映画「シン・ゴジラ」でも、ゴジラがその脅威のパワーを見せ付けていたのは体中から発射されるレーザー光線でした。
もっとも、随分前からスターウォーズなどのあらゆるSF映画でもレーザー光線は欠かせられない存在でした。
年配者には、ウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線にその脅威が通じるでしょう。
これが核ミサイルで騒がれているその裏で、今や現実に強力な兵器として実用開発されているのです。
・レーザー光線のクリアするべき問題点
レーザー光線の難点は、映画のような距離まで光線が直進しないことにありました。
それは大気中の粉塵などの障害物で発射時点でのエネルギーが目標物まで届かなかったのです。
数十年に渡ってこの難題をクリアしようと開発に予算を投じた結果、最近になって試作品も配備されつつあるのです。
ここに日本の高いレーザー光線技術も関わっているとも言われています。
必要とされる高い電力を極力抑えながらも収束性の高いレーザー技術に日本が関わっているかもしれないのです。
レーザー兵器のメリット
・砲弾にかかるコストがかからない
当初の配備と現在の技術での高い電力供給にこそコストはかかります。
しかし、その後の維持費は格安とされていて長期に渡れば大きなメリットとされています。
レーザー光線では砲弾が不要となりますので、その経費がほとんどかからないのです。
なんと発射1回当たり1ドルとさえ言われています。
それがミサイルなどの大型砲弾になれば、100万ドルのレベルにもなるとされています。
日本では軍事費はGNPの1%を上限にされていますが、それでもとてつもなく大きな予算を占めています。
海外ではもっと莫大な予算が消費されていますので、どの国も密かに注目をしているのは間違いありません。
どの国も好きで高い軍事予算を組んでいる訳ではありません。
レーザー光線を使った兵器が普及すれば、世界の経済政策も変化するかもしれないのです。
・対ミサイルに強い
現在のミサイル迎撃システムでは、ミサイルを撃墜する技術はそれほど高くはありません。
ですが、これをレーザー光線にすれば失敗しても連続的な攻撃が出来ますので格段に撃墜成功率が高くなるとされています。
装てんされた砲弾を発射した後に充填する手間もかからないのです。
もしも核ミサイルを100%捉える技術が確立すれば、もはや核ミサイルを持つ意義も無くなってしまうでしょう。
そうすれば核実験する国も無くなり、画期的な技術開発とも成り得るのです。
国際間の緊張問題も一挙に改善されるかもしれませんが、また新たなバランスの乱れも考えられるのです。
アメリカでの現状
・試作品は続々と配備されつつある
アメリカでは車両、船舶、航空機の備えるレーザー兵器の実用化試験も順調に進んでいるようです。
なかなか公には出来ないことなのでその実情は不透明ですが、近い将来、一挙に配備されてもおかしくはないようです。
ボーイング、ロッキード、グラマンなどの軍需産業大手による試作品も、あと数年もすれば実用性のある試作品が登場しそうなのです。
そして、一部では正式にレーザー兵器の配備計画も発表されていることからもその存在が明らかになっています。
・対核ミサイル技術とするぎ
ミサイルを迎撃するレーザー光線とまでなるとかなりの出力が求められますが、それでもあと10年も経たずして実用化出来る見込みもあるようです。
これをリモコンの無人航空機に搭載すれば、完全に空を制したと言っても過言ではありません。
アメリカは、これをもって核ミサイルを無力化して国際間の軍備拡大の終焉を図るための技術としているのではないでしょうか。