もうバレている?!人脈、セミナー自慢は自慢じゃない?
- 2018/05/21
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20代の女性社員から見て『イタイオヤジの代表』といえば、人脈自慢である。
オヤジおよび、オヤジの洗礼を受けたオヤジ予備軍なら性別問わず、身に覚えがあるはずだ。
FBで、世界で指折りの人のセミナーを受けてきた、ブログで、業界の有名人とコラボイベントをしたアピール。
一度ならず、二度三度やった事があるだろう。
インスタ、FB、ブログに『有名人と一緒に載っている写真』を載せる事で『自分も有名人になった』と
勘違いするオヤジが増えている。
なぜこれが『イタイ』と思われるのか。
有名なのは、一緒に写真を撮った相手
多くの『イタいオヤジ』は、有名人と一緒に写真を撮る事で、自分の地位がアップしたと勘違いしている。
業界やセミナーの有名人と写真を撮り、FBのアドレスを交換し、セミナーやイベントに参加し続けただけで、
『人脈広がったもんネ、ばんざーい』と勘違いするのである。
筆者の趣味仲間にも、この手のイタイオヤジと、オヤジに洗礼を受けた哀れな20代~30代の予備軍がいる。
知り合いで、大手企業の名ばかり管理職のオヤジがいるが、彼はビジネスセミナーにハマり、
会社をサボり倒してまでセミナーを受けている。
どうやらセミナーを受ければ人脈を作る事が出来て転職できると信じてるようなのだが、シークレットセミナーを
受けるための資格を取るために、何十回もセミナーを受けている所を見ると、悪いマルチに引っかかったのではと、
疑ってしまう。
しかもセミナーの様子を悪びれもせず、FBに写真でアップしているのだ。
ブログにセミナーの様子を書いているだけでも『ああ、このセミナー受けたのね』と、いつ、どこで誰のと
特定できる世の中なのに、タイムラインの写真を載せているというあたり、バカ丸出しである。
業界の有名人とのコラボ写真や、集合写真を、いい年して安易に載せるオヤジも考えものだ。
他の業界にも十分に通用するような事柄をブログや、FBに掲載する分には、イタイオヤジのアピールには
ならないだろうが、同業者にしかわからないアピールをして、キャーキャー騒いでいるようだと、
『ひとりメルマガ』と大して変わらない。
そんな輩に限って、『オレと一緒に写っているこの人、オレの業界ではスゴい人なんだぞ!』と威張り散らす。
勘違いするな、えらいのはお前ではない、一緒に写っている『その人』であり、貴方ではないのだ。
そんな映画が、実際に今公開されている。
スゴい人も所詮はアカの他人
現在公開されている映画で、ジェシカ・チャスティン主演の『モリーズ・ゲーム』というものがある。
元ソルトレイク五輪モーグル代表選考の選手だった女性が、選手生命を絶たれた後に、いかにして、
セレブを相手にした招待制ポーカールームのオーナーになったか、そして逮捕されたかという実話の映画化だ。
主人公のモリー・ブルームは、大学院の学費を工面する為、実入りの良い、ハリウッドのクラブで働き、
そこで出会った不動産業者がやっていた副業の招待制ポーカールームのアシスタントをする事で、
セレブリティに出あう。
当時、20代前半だったモリーは逮捕された後、振り返り、
『TVや映画でしか見たことがない人たちが目の前にいる。彼らと人脈を築かなければ』とガツガツしていたと言った。
そうしなければ、自分のアイデンティティを築けないと思ったからだという。
だがセレブリティと呼ばれた『彼ら』との絆は薄く、金の切れ目が運の切れ目。
モリーは裁判の時に、自らが犠牲になり、彼らの個人情報を守って有罪になろうとしたにも関わらず、
彼らセレブリティは、彼女を見捨てたのだ。
スゴい人も、アカの他人なのである。
何らかのメリットがあるから、貴方と一緒に写真を撮ってくれるわけだ。
極論でいえば、同業者の貴方の後輩もそうだ、貴方と一緒に写真を撮る事で、何等かのメリットがあるからだ。
そこらへんの業種違いの、おじさんだったら、写真を撮ってくれるだろうか?見向きもされないだろう。
筆者自身も、業界の有名人にも逢う事はあるが、それを写真に撮ってどうする、と思う。
イタイおじさんになりたくなければ、自分のスマホの中に入っている、2ショットの数や、有名人と撮りました、
もしくは集合写真の数を数えたほうがいい。
付き合いは量や見せるものでなく、質なのだ。