器の小さい男

年齢を重ね、管理職となり、部下を持つ立場になった皆さんにとって、「器が小さい男」と評されることは、何にも増して屈辱的なことですよね。ある意味、ダサいとか、格好悪い、なんて評価よりも心にズシンと来る言葉です。部下がついて行きたいと考える管理職の要素として、仕事の能力は勿論なのですが、人間力というか、上司としての器の大きさ、というものが多きな要素を占めているのは間違いがありません。
では、あなたの周りの女性たちは、男性のどんなところを見て「器の小さい男」と判断をしているのでしょうか。

少しのミスも許せない男

たとえばあなたの部下が、仕事上の納期を遅れてしまったとします。そういう場合に、部下が何故遅れてしまったのか、の事情も聞かずに一方的にガミガミとしかりつけたりしていませんか。
勿論、絶対に遅れてはならない場合や重要な業務というものもありますが、中には部下の抱えている事情から止むを得ない場合もあるはずです。そんな場合でもお構いなく一方的にしかりつけるあなたを見て、周りの女性たちは「何もそこまで……」と思ったり、ひいては、細かなミスすら許せない「器の小さい男」との評価を下してしまうのです。
怒っているのは部下がミスしたことによってあなたが被る様々な諸問題（スケジュールの遅れ、上司の評価等々）に対して怒っているのだ、という点を見透かされてしまっているわけですね。

慎重すぎる男

物事を進める際に、失敗や上司からの非難を気にするあまり、慎重すぎるという点も要注意です。部下の提案に対する反対理由として「そんなことしたら、俺が上司に怒られるだろうが」とか「上司にどう説明するんだよ」などという言葉もこれに含まれます。
「ああ、この人は結局、上司に評価されることを最優先にして仕事をしているんだな」と思われてしまったら、もう部下はついてきません。結局は責任逃れの「器の小さい男」との評価が決定というわけです。
いかがでしたか。多かれ少なかれ思い当たるふしのあるところが多いのではないでしょうか。女性は思いのほか会社の中で責任ある存在であるあなたの仕事ぶりを観察しているものです。心して仕事を進めていきたいものですね。