大人のたしなみ?文字をきれいに書くコツ
- 2017/02/12
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人間性を疑われてしまいます
IT化が進んだとはいえ、今でも仕事で文字を書く機会は頻繁にあります。その時に汚い文字を書いてしまうと、どんなに仕事ができても評価は下がってしまいます。ひそかに嘲笑されるかもしれません。
文字をきれいに書くには、練習するのが一番です。ペン字の通信教育をはじめ、教則本が安価で市販されています。けれども、これらで練習しても一向に文字が上手にならない人もいます。文字を書く上で根本的な何かが間違っているのです。どこに問題があるのか確認してみましょう。
正しい姿勢と持ち方が大事
文字を書く時は、背筋を伸ばして座り、机とお腹の間は握りこぶし1つ分空けます。両腕は開き過ぎず、適度に力を抜いて脇をしめましょう。習字と同じ要領です。文字を書く時は、バランスが大切です。猫背や前屈みになると一点に集中し過ぎて、文字の大きさや傾きがばらついてしまいます。ポジションが決まったら、書き進めるたびに自分の手や体をずらすのではなく、紙を動かします。
次に筆記用具の持ち方もチェックしましょう。手の大きさにもよりますが、ペン先から3㎝前後の辺りに人差し指を置き、その少し前に中指、少し後ろに親指を添えます。横から見た時、三角形になっているのが理想です。正しく持てれば紙と筆記用具の角度が50~60度になります。筆圧も弱くなるはずです。あとは手首を固定して、手を柔軟に動かしながら書きます。
焦らずゆっくりと丁寧に書く
きれいな文字を書く人は、書くスピードがゆっくりです。逆に焦って書くと、どうしても文字が崩れたり、省略したりするなど雑になりがちです。一筆ずつ丁寧に書くだけでも文字の仕上がりは異なってきます。だからと言って、おっかなびっくり筆を進めていると、文字が弱々しくふらつくので、力強く書き出し、勢いのまますっと書き切ります。そして、ゆっくりと次の書き出しにペンを置きましょう。
文字をきれいに見せるには、直線が曲がらず、曲線に迷いが無いのが重要です。定規を使わずに線をまっすぐに引いたり、きれいな円を描く練習をするだけでも文字は変わってくるでしょう。同じ文字内の直線が揃っていると、さらにきれいです。また、正しい書き順を守ると、自然な筆運びができるようになります。
よく使う文字を練習する方法
ほとんどの教則本は、ひらがなをきれいに書くところから始まりますが、46文字すべてを練習し終える前に挫折しがちです。むしろ本当に練習したいのは、普段の仕事で頻繁に使う文字でしょう。例えば「様」や「御中」、そして自分の名前です。
けれども、教則本に自分の名前の見本が載っているのは稀です。すべての漢字の見本があって、練習できるわけでもありません。そこで、プリンタでよく使う言葉や文字を印刷する方法があります。書体は「明朝体」や「教科書体」、「楷書体」を選択します。サイズは文章用なら18pt、宛名書きなら72ptが目安です。文字の色を薄くすれば、上からなぞれます。罫線も印刷すると、文字のバランスが取りやすくなります。
慣れないうちは、なかなか正しい書き方が身につかず、しばらく書かないでいると、やはり忘れてしまいます。普段から継続して練習し、文字を書く習慣をつけましょう。