あなたは会社で老害化していませんか?
- 2016/08/18
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老害の本来の意味
「老害」とは、組織や社会の中で高齢の人たちが権力にしがみつくあまり、目に余る行動や発言をして、組織や社会の若い人たちの可能性の広がりを閉ざしてしまうようなこと、といわれています。老害と揶揄される対象者たちは60代、70代といった定年を過ぎた、あるいは前後の世代の方々を指していうものなのですが、最近は40代ににして、すでに老害化を発生させている会社員が企業の中に増えてきているようです。
先が見えるのが早い
最近の日本はようやく長い不景気の波を乗り越えた、などといわれていますが、その好調の恩恵をじゅうぶんに受け取れているのは一部の大企業のみであるといわれています。又、企業構造や大変な不景気を経験した経営者の考え方の変化もあり、たとえ企業の業績が好調であっても、そこに所属する社員たちは、その好調さをちっとも実感できない、という方も多いと聞きます。実際に、ポストの数はどんどん減少していますし、ひと昔前のように、全員が課長になれる時代ではありません。管理職のポスト数減少に伴い、競争はより熾烈になり、従って早い段階から、その選別に漏れてしまう社員も増えてきます。こんなところから、本来ならば働き盛りである40代にして、早くも組織の中において老害のような行いをしてしまう社員が増えてきているのです。
若い社員の脚を引っ張る
結局、自分の立ち位置を若い社員に侵されてしまうと、自分の仕事が奪われてしまうわけですから、自分の後輩や部下に仕事のやり方を教えるのを極端に嫌う傾向があります。あからさまに妨害をするようなことはしないでしょうが、無意識のうちに「まあ、この程度までは教えてやるから、あとは自分で考えろや」と思ったりしていませんか。
部下の成長を思うのならば、そういう指導方法もアリなのですが、その場合、タイミングを見計らって追加でアドバイスや助言を入れるものです。しかしながら老害社員はそれをしません。むしろ若者の失敗を冷ややかに眺めているようなところがあります。
いまいちど、ご自分の仕事ぶりを冷静に見つめ直してみませんか? 老害といわれている本人はその自覚がないことがほとんどですし、そうであるから自覚なく、老害ぶりをさらした行動を取ってしまえるのです。
さて、今のあなたは会社にとって老害社員になっていませんか?