金とプラチナ投資するならどっちがいい?
- 2017/10/26
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元々、金は貨幣の信用の裏付けとして扱われており、世界共通の金融資産として認められています。
ニクソンショック以後、金本位制はなくなりましたが、安全資産として人気が高く、戦争や経済危機が起こる度に金価格は上昇する傾向があり、「資産を守る金」として有名です。
金の次に認知されている貴金属といえばプラチナ。
その希少性は金よりも高く、金の年間供給量は約2500トン、プラチナの年間供給量は200トンになり、プラチナは金よりも供給量が少なく、希少性が高いことがわかります。
「金とプラチナ投資するならどっちがいい?」という質問の答えは「守りは金、攻めはプラチナ」になります。
2つの違いやその理由について説明します。
金は資産を守る
金を保有する目的の多くは資産保全になり、金を保有することで様々なリスクを抑えることができます。
有事のリスク
戦争やテロ事件が勃発すると、株や債券などのリスク資産から安全資産とされる金に注目が集まります。
戦争が始まれば、企業が発行する株式や国が信用の裏付けになっている国債を持っていても、戦争の影響で国や企業が破綻すると、明日には紙切れに変わっているかもしれません。
金は国や企業などの信用の裏付けがなく、金そのものに価値があるので、どのような状況なっても価値を失うことはありません。
インフレリスク
インフレとは物価が上昇に伴い、通貨の価値が下降することになり、モノの代表である金はインフレ対策として有効な投資先になります。
インフレ対策として不動産投資も有効な手段ですが、不動産は固定資産税がかかり、換金性も低いのがネックになります。
金は固定資産税がかからず、世界中どこでも換金できるところが不動産と比較したときの優位点になります。
利益を狙うプラチナ
プラチナは工業用品などの実需要が半分以上を占めており、景気の良し悪しと連動して価格が変動する傾向があります。
リーマンショック時、安全資産である金の価格は1トロイオンス(31.1035g)あたり900ドル台から700ドル台までの下げ幅でしたが、プラチナの価格は2000ドル台で推移していた価格が、800ドル台まで暴落しました。
プラチナは景気の動向によって激しく価格変動するため、売買差益を狙った取引に適しています。
まとめ
貴金属に投資を考えている方は自分の投資スタイルに合わせて投資先を判断するようにしましょう。
・金投資・・資産を守るもしくは減らさない
・プラチナ投資・・積極的に利益を狙う
このように覚えていただければ大丈夫です。
一般的によく知られているのが金投資ですが、最近はプラチナ投資も人気があります。
理由としては、現在のプラチナ価格は最高値の時と比べると約半分まで価格が下がっており、「安い価格の今がチャンス」と将来的に値上がりすることを予想して投資家たちが買い込んでいるからです。
貴金属投資は現物を買うこともできるので、友人や知人に金の延べ棒を見せて自慢することもでき、金などの高価なものを持つと、不思議と自分の言動にも自信が持てるようにもなります。
これを機会に貴金属投資を検討してみてはいかがでしょうか。