ドル・ユーロ・ポンド・・・各国の「お金」の特徴とは?
- 2018/06/22
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それぞれの「お金」の特徴は?
円、ドル、ポンド、ユーロ・・・。
世界では国ごとにさまざまな通貨が用いられており、それぞれに特徴もあります。
各通貨にはどのような特徴があるのか。
特に外資預金やFXを検討している人にとっては、その通貨の特性は重要になります。
円
世界的に見ても、金利がかなり低い円。
貯金をしているだけではほとんど利益が乗らないため、投資に手を出す人が増えている要因となっています。
ただそんな円は世界的には安全な通貨と認識されている面もあり、有事があった際には円が買われることが多いです。
その有事が日本であっても結局は円が買われることも多く、リスクオフ通貨としては世界トップクラスです。
ドルが「有事のドル買い」と言われていますが、円にも同じような部分があると言えるでしょう。
ドル
ドルは世界で最も流通量の多い通貨です。
また世界トップの経済大国であるアメリカの通貨であることから人気も高く、有事の際には買われることが多いです。
金利は数年前までは日本同様低かったのですが現在は引き上げられており、FXでは大きなスワップポイントを得ることができます。
日米の金利差が拡大していけばさらに円安ドル高が続くことが予想されますが、そうそう予想通りにもいかないのが為替相場でもあります。
ユーロ
欧州の共通通貨、ユーロ。
そんなユーロは1999年に導入されたばかりであるにも関わらず、ドルに次ぐ取引量を誇ります。
ただユーロには、圏内のどこか1国にでも有事があれば価値が下落してしまうというリスクもあります。
現在マイナス金利政策が導入されており、金利差で利益を得たい人にとっては購入に適さない通貨です。
ポンド
英国と使用されている、英ポンド。
そんなポンドには価値の変動が非常に大きいという特徴があり、FXでは多くのトレーダーを「退場」にしています。
ポンド円が200円を超えていた時期はそう昔のことではないのですが、現在(2018年6月)の価値は140円台。
安定した通貨を持ちたいという人にとっては、あまり適さないでしょう。
豪ドル
資源国であるオーストラリア。
そんなオーストラリアで使用されている通貨が、豪ドルです。
オーストラリアは中国との取引が多いので、時に中国の経済指標が豪ドルに大きな影響を与えることがあります。
先進国では金利が高く、通貨の価値が多少下がったとしてもある程度は金利でカバーできるのも特徴的です。
NZドル
農業が盛んなニュージーランド。
そんなニュージーランドで使用されているニュージーランドドルは豪ドルが連動することが多く、また金利が高いという特徴にも似た所があります。
流通量は他の先進国と比べて多くないため、何かのきっかけで短期的に急騰・急落することもあります。
カナダドル
経済が堅調で、原油も豊富に有しているカナダ。
そんなカナダで用いられているカナダドルは比較的安定しており、また自国だけではなくアメリカ経済の影響を受けやすいという特徴があります。
原油相場の影響を受けやすく、原油が高い時にはカナダドルも買われやすい傾向にあります。
ランド
ランドは南アフリカで使用されている通貨です。
そんなランドは先進国の通貨と比べると価値は劣りますが、金利が非常に高いという特徴があります。
世界経済が安定している時に特に買われやすい通貨の1つです。
情報を集めよう
このように、通貨にはその国の特性を反映したさまざまな特徴があります。
何か大きな出来事があれば通貨の価値は大きく変わりますし、また金利も各国の政策により変動します。
これから外資預金やFXを始めたいという人は、ニュースなどで常に各国の最新情報を入手するようにしましょう。