その丁寧語、要注意!言い方が相手の気持ちを逆なでする人の心理を解明!
- 2018/09/02
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敬語、丁寧語を使って会話をしているにも関わらず、カチンと来る人がいる。
そうかと思えば、普段は誰に対してもタメ口なのに、キレた途端、妙な丁寧語で、まくしたてる人もいる。
どちらにも共通する事は、つまらないプライドが邪魔して、相手への尊敬の念がふっとび、その結果、敬語、丁寧語の使い方がおかしくなった人たちだ。
言葉だけ丁寧にしておけばいいやという、ぞんざいな心は相手に見透かされ、信用も失う。
それが判っていながら、相手にズボラな丁寧語を使ってしまう人の深層心理は、どういうものなのだろうか。
他人の気持ちを逆なでする人の丁寧語とは
他人の気持ちを逆なでする人の敬語、丁寧語の悪しき例の代表格は、不祥事を起こした会社の記者会見だろう。
『誠に申し訳ありません。』と丁寧語を使い、深々と揃って頭を下げる企業の重役たち。この姿に、真摯さ誠実さが感じられるだろうか、むしろ逆だ。
この様に敬語、丁寧語を使うにも関わらず、相手の気持ちを逆なでする人には、以下の深層心理が隠されている。
1:頭を下げると負けた、罪をみとめた気になる
2:自分の仕事は、もっと評価されるべきだと思っている
3:自己基準で憧れている人しか認めたくない
4:世の中主張したもの勝ちだから、丁寧語はその為の武器だ
5:自分より下の人間に丁寧語を使うのは本音ではバカバカしい
職業、役職、年齢に関わらず、ギクっとした人も多いのではないだろうか。
私も丁寧語を使っているにも関わらずイヤな物言いをする人に出会ってきたが、彼、彼女らに共通するのは、さらに以下の項目があった。
1:中途半端に仕事が出来る為、いい様にコキつかわれている
2:私ってね(僕ってね)~〇〇なんですよ~という自己主張が多い
3:自称『よく気が付くタイプ』だ
職業的には、求人情報誌に頻繁に求人が掲載されている業界に多い。
それだけキツい業界で彼、彼女らが生き残るために身に着けた知恵が『他人をキレさせる敬語』だとすれば、いかがなものだろうか。
怒った時だけ丁寧語を使う人は、人間性に問題がある
人を不愉快にさせる丁寧語、敬語なら使わないほうがいい。
だが、他人の気持ちを逆なでする人の中は、敬語や丁寧語の意味や使う状況が判っていながら、あえてやらず、他人をやりこめる為の武器として使う人がいる。
キレた時だけ丁寧語、それ以外は、どれだけだらしがないんだと思う程、基本的にタメ口な人がそのタイプだ。
本気で怒れば私は怖いし、貴方とは距離を置けるのよ、怒らせた貴方が悪い!謝るべきだ。
というのが『キレた時だけ丁寧語を使う人』の深層心理だそうだが、これは卑怯ではないだろうか。
そもそも『怒らせた貴方が悪い』という心理が沸きあがるというのは、相当醜いハラスメントを受けない限り、言ってはならない言葉だろう。
私自身も、三流上司に、くだらない事を根掘り葉掘り聞かれた事があったり、つまらない武勇伝を長々と聞かされたが、そんな相手につける薬などない。
『はあそうですか~』と聞いてるのか、聞いてないのか判らない相槌を打って、相手の興味がそれるのを待った。
自分がわざわざキレて丁寧語をつかって威嚇する人は、人間として私は小さい人なんです、と卑下しているものなので、よろしくない。
自分自身を敬い、受け入れなければ、丁寧語や敬語をきちんと使う事が出来ないからだ。
気を付けてみてみると、相手を逆なでするような敬語や丁寧語を使う人や、怒った時だけ丁寧語を使う人は、彼、彼女らの傍に『子分格』の、いじられ役に徹している友達がいる。
怒った時だけ丁寧語を使う人や、相手を逆なでする丁寧語しか使えない人は、自分が認めている人には、媚びる様な褒め方や丁寧語の使い方しかできない。
だが自分の子分格に対しては、どこの体育会系なのかと思う程『こいつはね~』と呼び捨てにするのだ。
彼、彼女らが『こいつはね~』と呼び捨てにされた子分格の友達は、挨拶、敬語の使い方や人に対する接し方も、よく見ると完璧である。
だが子分格の親友たちは、それをひけらかすことはない、当たり前だと思っている上、自分の友達の、おかしな丁寧語の使い方を指摘する事もあきらめている。
いかがだろうか。
敬語や丁寧語は、相手と自分への畏敬の念が同時に成り立ち、素直さがあって初めて成り立つものだ。
相手の気持ちを逆なでするような使い方をするのであれば、使う意味はない。