スポーツ愛好家向けの筋トレで意識すべき事
- 2018/11/15
- ボディメイク
- 294view
- 筋トレ
- トレーニング
- ボディメイク
- 筋トレ
- 筋肉
異なる2つの筋トレ目的
筋トレといえば今でこそ「ダイエットに有効」や「カッコいい体つくり」といった目的で実施する人が増えてきましたが、少し前までは特定の競技パフォーマンスを向上させるための基礎体力作りとしての存在が大きかったと言えます。
ボディメイクとスポーツパフォーマンス、この2つをそれぞれ目的とする筋トレは実は微妙にやり方やテクニックが異なります。ボディメイク目的の人が野球選手やサッカー選手と全く同じトレーニングを実施しても必ずしもカッコいい体に最短距離で到達できるわけではありませんしその逆もまた然りです。
今回はボディメイク目的とスポーツパフォーマンス向上目的の筋トレの違いや実施のコツについて解説していきましょう。微妙な差を理解することで自分の求める本当の「筋トレの成果」を手に入れることが確実となるのです。
ボディメイクしたい場合の筋トレ方法
身体の魅力度を高めるためには男性の場合、大きな肩に熱い胸、立体感のある背筋上部が重要であるとともにキュッと引き締まったウエストラインが必須となります。アウトライン的には逆三角形ですね。
ボディメイクでは狙った筋肉だけをピンポイントで刺激することで一つひとつの筋肉のつなぎ目をくっきりさせなければなりません。筋肉と筋肉の境のことを「カット」と呼びますが、このカットが際立たなければ全体的にのっぺりとした印象となるのです。
筋肉を一つずつ鍛えるためにはなるべく「非効率的な動作」を意識する必要があります。重いウエイトをリフトしようとすると基本的に人間はなるべくたくさんの筋肉や関節を動員しようとしますがこれではいけないわけです。
そこで「効かせる」という概念が重要になるのですがこの点についてはここで深く述べることは避けましょう。長くなりすぎますからね。
また、ウエイトラインを細く絞りあげるために腹斜筋はあまり鍛えないようにします。腹斜筋を鍛え過ぎてしまうと正面からみた時の胴回りが太くなってしまい理想とズレが起きてしまいます。
スポーツパフォーマンス向上のための筋トレ方法
一方、競技での能力向上を図る場合は瞬間的、もしくは一定時間においていかに強い力を発揮できるかが重要になりますから同時にたくさんの筋肉を活用するトレーニングをしなくてはいけません。
多少反動を使ってでもとにかく高重量を扱う必要があります。スクワットやベンチプレスといった多関節種目を多用すべきですね。
またスポーツの種目によっては筋持久力が大切になる場合もあります。そのような場合は筋肥大を優先させるのではなく、15回以上のレップ数で4セット~6セット組むようなメニューが適しています。
腹斜筋に関してはスポーツ選手の場合はしっかり鍛えるべきです。弱点があるとその部位がネックになって強い筋力を発揮できなくなる可能性が高いからです。
栄養管理について
栄養管理については基本的にはボディメイクでもスポーツパフォーマンスの向上が目的でも同様となります。タンパク質の摂取量を多くキープするのは当然ですし、無駄な脂肪がつかないようにするためのカロリーコントロールも必要となります。
ただ、スポーツ選手の場合は試合前の二日間はカーボローディングを実施するのが良いかもしれません。カーボローディングとは筋肉内にたくさんの糖質(筋グリコーゲン)を貯蔵し、試合中にエネルギー切れを起こさないようにするためのテクニックです。
また、試合中や練習中に筋肉の痙攣を防ぐため、電解質の摂取もスポーツ選手は気を配る必要があります。