ガチ系筋トレオヤジ必見?「仕上がった体」を作る方法
- 2018/06/10
- ボディメイク
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仕上げの作業を怠るな!
地道に筋トレを続け、しっかりとした栄養管理やカロリーコントロールによって絞れた体を作り上げる。これは言うは易く行うは難しでなかなか大変な作業です。もちろんそれでもかっこいい体を手に入れることのメリットはとても大きいのが事実。健康にも良いですしなんといっても女性からモテます。年齢よりも大幅に若く見られることもしばしばです。
ただ、上半身裸になるような「勝負の時」にはちょっとした準備が必要となるのをご存知でしょうか。「他人の目」というのは意外に厳しいもので、そこそこいい体をしているくらいじゃあ「キャッ♪」とはなってくれないのです。
そこで今回は、特に体の仕上げが難しいオヤジの皆様向けに、ボディビルやフィジーク等のフィットネス系コンテストに精通している筆者だからこそアドバイスできる「体を仕上げる方法」をご紹介していきましょう。
海やプール、あるいはベッドの上…とにかく、裸になるその瞬間に最も自分の体を輝かせるには準備が大切なのです。
まずは糖質を完全コントロール
体作りと栄養素、特に「糖質」の摂取は極めて大きな関係があります。糖質は血糖値を大幅に上昇させ、その結果膵臓からインスリンが分泌されるため結果的に体脂肪を増やしてしまう原因になります。ただ、体を「仕上げる」段階に関しては、この糖質の摂取を更に別の観点から考える必要があるのです。
糖質を摂取すると最終的には「筋グリコーゲン」という形で筋肉内のエネルギーとして保存されます。この筋グリコーゲンは筋肉の外から筋肉内へと水を引き込む作用を持っています。
つまり、筋肉の中に筋グリコーゲンがいっぱいあると、そこにどんどん水分が引き込まれて、結果的に筋肉のサイズが大きく見えるのです。
このための作業を「カーボローディング」といい、実際にボディビルダー等はコンテスト直前に大量の米や芋、和菓子などを摂取するのです。
カーボローディングを行う直前は逆にカーボディプリートといって糖質を極端に減らした食事を数日続けるのがセオリーとなっていますが、まあコンテスト出場者でもない限りそこまでは厳密に行わなくて良いでしょう。いずれにしても、体を見せるタイミングで筋肉内に糖質がスッカラカンの状態というは極めてマズイ、というわけなのです。
仕上げは塩抜き&水抜きだ?!
カーボローディングによって筋肉内をエネルギーで満たし、パンパンに筋肉を膨らませた状態を作り上げたら今度は塩分と水分をコントロールしなくてはいけません。
人間の体は塩分濃度が高いとそれを薄めるために水分をより多くキープしようとします。この水分が筋肉内に集中してくれればよいのですが、もちろんそう都合よくはいかないわけです。
多くの水分は「間質液」と言って細胞と細胞の間に存在します。つまり間質液は筋肉と皮膚の間にも入り込んでくるわけですから、当然体が「むくんだ状態」となり、筋肉のキレやカットは見えにくくなるのです。
せっかく筋肉を増やし、脂肪を減らしたのに水分の量でそれが台無しになってはもったいないですよね。そのため、体を見せる3日程前からは塩分の量をかなり減らした食生活に切り替える必要があるのです。
目標としては1日5g程度。可能であれば勝負日の前日に関しては3gで乗り切りたいところです。
仕上げの一週間注意点
というわけで、仕上げの一週間で気をつけるべきは、糖質と塩分の量を厳密に管理する、という点です。糖質を一気に摂取して筋肉を膨らませたり、塩分を抜いてカットをより際立たせたりとなかなか大変な作業ですが、やってみるだけの価値はあります。
注意点としては体調にもちゃんと気を配るということです。病気になってしまっては意味がありませんからカーボローディングにしろ、程々にしておきましょう。過ぎたるは及ばざるが如しといいますしね。
それでは皆さん!最後の仕上げを怠らずにカッコいい体を夏の日の下にさらし出しましょう!