奥の深いマッサージの世界!筋トレ効果を高める適切な使い分け方とは
- 2017/11/11
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スポーツ界では当たり前のマッサージ
実はマッサージというのはあまり欧米には馴染みの無い行為でした。そもそも「肩がこる」という表現もアメリカには存在しないものだったのです。
マッサージは日本や中国など、主に東アジア圏で発達した文化です。しかし現在では欧米の特にプロスポーツシーンではかなり重要視されています。ベースボール、アメフト、バスケットボール等などジャンルを問わずほとんどのアスリートが試合後やトレーニング後に、目的に沿った内容のマッサージを受けています。
マッサージには肉体に対して様々なプラスの効果があります。今回は、その優れた効果と、自分自身の手で行うセルフマッサージのコツについて解説していきましょう。
セルフマッサージはオイルでね
自分で自分の体を揉みほぐすセルフマッサージは一番手軽で低コストな方法です。ただし、単に手で体を揉むのではなく必ずオイルやローションを使うようにしましょう。これは基本中の基本なのですが、潤滑油を全く使わずにマッサージすると皮膚を痛めたり筋肉の一部にダメージを与える原因となってしまいます。好みにあったリラックス効果のあるアロマオイル等を使うのがベストです。
セルフマッサージはオイルをしっかりと手に馴染ませ気になる部位を筋繊維に沿って圧力を掛けていきます。この時、神経を集中して固くなっていたり痛みを感じる部分を探し出しましょう。
このような場所は「トリガーポイント」と呼ばれ、重点的にほぐす必要があります。ただし、強い力を入れるのではなく、少しずつ少しずつその周辺部分とトリガーポイントを馴染ませるように指を動かすのがポイントとなります。
筋膜リリースフォームローラーを使う
筋膜リリースも最近ではかなり一般的になってきました。固めのウレタン素材で出来たデコボコのあるフォームローラーを持っているという人も結構いるのではないでしょうか。
このフォームローラーを使う場合は、痛みをギリギリ感じない程度の圧力を掛けることがとても重要になります。中には「痛い方が効いてる気がする」という人もいるようですがこれは間違いです。痛みを感じると、その「反射」として当該部位には無意識のうちに強い力が入ります。そうなると、よりコリや痛みが酷くなってしまうのです。
寝っ転がった状態で下にローラーを置いてゴロゴロすると痛い場合は、壁と自分の間にローラーを挟み、寄り掛かるようにして刺激しましょう。こうすれば痛みは和らぎ、ちょうど良い圧力となるはずです。
目的別マッサージのコツについて
マッサージの効果は多種多様で、狙った効果を得るためにはそれぞれに工夫が必要となります。
例えば、筋肉疲労の回復をより促進させたい場合は、筋肉の「深部組織」に刺激を与えるスポーツマッサージが有効です。当該部位と心臓との間の血液循環が良くなり、豊富な栄養を送り届けることが出来る他、老廃物の排出もスムーズになるのです。
また、リンパマッサージを行うと免疫力が高まることも明らかとなっています。血管とは別に、体内にはリンパ液が流れる管が全身に張り巡らされています。この管の節目節目(リンパ節)を的確にほぐすことによってリンパ球と白血球の数が増加するのです。激しいトレーニングをしている場合、月に二回程度、専門のセラピストに優しく実施してもらうことが推奨されます。
最後に、柔軟性を高めるためにもマッサージは有効となります。これは筋膜リリースにも共通する点ですが、筋肉の疲労が溜まったり、筋膜が炎症を起こすと筋肉が硬直してしまい柔軟性が失われてしまいます。体の硬さは関節や腱だけではなく、筋肉の異常が原因となることも多いのです。
特に背中や腰、大腿部、肩、大胸筋上部などは筋肉が固くなりやすい部位です。気になったらすぐにセルフマッサージやフォームローラーで対処しましょう。