酸素運動をしたい人の為に 本当に体を変える方法とは?
- 2017/06/27
- ボディメイク
- 390view
- 筋トレ
- トレーニング
- 体脂肪
- 有酸素運動
- 筋力
- 筋肉
有酸素運動は筋肉を削る
ボディメイクといえば筋肉を増やすことと、体脂肪を減少させること、この二点が重要なポイントであり目指すべき方向性であることは間違いありません。筋トレと適正な食事管理はまさにこの両方を推し進める上での必須トピックと言えるわけですが、では人気の高い有酸素運動はボディメイクにおいて不必要なのでしょうか。
これまでいくつかの記事で有酸素運動のトレーニーの体に与える影響について部分的に触れてきましたが、今回は改めて有酸素運動との付き合い方について考えてみましょう。
ボディメイクのための有酸素運動
日頃我々オヤジは限られた時間内でいかに効率よく体型の改善を図るかに注力しています。食事はまだしもトレーニングに関しては「無駄なことをやっているヒマはない」という人がほとんどでしょう。
有酸素運動では体内に蓄積されたグリコーゲンが枯渇し、その後不足したエネルギーを補うために脂肪と筋肉が分解されます。この一連の過程を経るためには数十分以上の連続した運動が必要となりますし、また消費されるカロリー量も時間あたりになおすと筋力トレーニングと較べて大幅に低い値となるのです。
つまり脂肪燃焼の効果として有酸素運動は「効率が著しく悪い」と言わざるをえないわけです。
ボディビルダーと有酸素運動
脂肪を限界まで落とすボディビルダーの有酸素運動との関わり方を確認する事は、一般のトレーニーにとっても役立つことが多いようです。
ボディビルダーは基本的には有酸素運動は行いません。それは「有酸素運動を積極的に実施すると、筋肉量が減少してしまうから」です。人間の体には強力な適応性が備わっており、与えられた負荷に対して自分の体を変化させようとします。
長距離を走ったり泳いだりするのに筋肉量の多い体は必ずしも適しているとは言えません。その一方で高い心肺機能が必要となります。
これらはボディビルダーが目指す肉体とは全く違うものです。ですから、有酸素運動を行うと筋力の伸びが阻害されたり、最悪の場合削られたりしてしまうのです。
では、ボディビルダーは有酸素運動を全く行わないのかというと実はそうではないのです。コンテスト直前の減量の末期ではどうしても食事管理と筋力トレーニングだけでは削り落とせない脂肪を削ぎ落とすために、一時的に有酸素運動を行う場合があります。
ただ、そのようなケースでも速いテンポで走るのではなく、早歩きくらいのスピードで30分間ウォーキングするくらいのものです。つまり息が上がって心肺機能を刺激するような真似はしないのです。
筋トレと有酸素運動の関係 まとめ
まずあなたが心肺機能を強化したいと考えている場合を除いては、ボディメイクのために有酸素運動は全く必要ありません。特にコンテストに出場するわけでもないのであれば尚更です。
私は1時間走るよりも15分集中して筋トレする方が筋力増強効果も除脂肪効果も高いと考えます。
時間は貴重です。目指す体とスケジュールの優先順位をしっかり考えてボディメイクを進めましょう。