「洗口液」で口の中を清潔にしよう
- 2017/10/10
- ボディメイク
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オヤジこそ洗口液を使うべき?
マウスウォッシュやデンタルリンスなど、「洗口液」は口に含んでクチュクチュゆすぐだけで口の中を洗浄・殺菌してくれます。食事後に歯磨きができない時でも簡単に使える便利なアイテムです。
口の中の雑菌は食べかすをエサに繁殖します。食べかすは分解される際に臭いを発します。さらに虫歯や歯周病を進行させる原因にもなります。洗口液で雑菌を殺し、食べかすを洗浄できれば口臭を防ぐと同時に口腔内を清潔に保てます。オヤジ世代になるほど唾液の分泌が減って雑菌が繁殖しやすくなるので、洗口液を使うのが望ましいのです。
洗口液があれば歯みがきはいらない?
確かに洗口液は口の中を洗浄・殺菌してくれますが、決して歯みがきの代わりにはなりません。なぜなら歯垢やバイオフィルムのように粘り気のある雑菌の塊を落とせないからです。こればかりは歯ブラシでこすらなければいけません。歯垢やバイオフィルムが残ったままでは結局、虫歯や歯周病を悪化させてしまいます。
歯みがきだけでもすべての汚れを落とせるわけではなく、歯の隙間については浸透しやすい洗口液の方が有利です。一緒に使えば、より効果的に虫歯や歯周病を予防できるでしょう。
歯みがきの前?後?洗口液を使うタイミング
洗口液はその性質によって使うタイミングが異なります。例えば「液体はみがき」と呼ばれているものは歯みがきの前に口へ含み、吐き出した後に歯ブラシでみがきます。逆では効果がありません。口に含んで吐き出すだけの洗口液も、効果によってタイミングはまちまちです。ブラッシングの仕上げとして口の中を洗浄するなら使うのは歯みがきの後です。
特に「リステリン」はラインアップの中に液体はみがき(トータルケア)と洗口液が混在するので注意が必要です。どの洗口液もラベルに使用するタイミングが記載されています。必ず確認して間違えないようにしましょう。
何を基準に選べばいいの?
洗口液は数多くの種類があります。選ぶ時にはまず口の中を洗うだけなのか、液体はみがきとして使うかで絞ります。次にポイントとなるのが「アルコール(エタノール)」の有無です。有効成分の溶剤として使われていますが、刺激が強いため体質によっては口の中が荒れたり乾燥したりする恐れがあります。こうした刺激が苦手ならノンアルコールタイプがあります。
次に「化粧品」と「医薬部外品」の違いがあります。前者は口の中の洗浄や口臭予防に使えますが、後者はさらに虫歯や歯周病、歯垢の沈着を予防する有効成分が含まれています。洗口液によって得意とする分野は異なるので、目的に応じて選びましょう。
主な有効成分としては、歯周病菌の殺菌能力が高い「グルコン酸クロルヘキシジン」や歯垢の石灰化を防ぐ「塩化亜鉛(ジンククロライド)」、歯垢を分解する「デキストラナーゼ酵素」などがあります。「フッ化物」を添加した洗口液は歯質を強化する効果を期待できますが、「要指導医薬品」であるため薬剤師のいるドラッグストアか、歯科医での購入になります。指導を受けたオヤジ以外は、彼女や家族でも使用できないので注意が必要です。