最高の脂質源摂取は○○!これさえ食べればアンチエイジングもバッチリ
- 2017/12/20
- ボディメイク
- 623view
- 食育
- コレステロール
- タンパク質
- 健康
- 健康食品
- 身体
ナッツの人気がスゴイ!オヤジも食べるべし!
以前からナッツには良質の脂質、豊富なタンパク質や食物繊維が含まれており、トレーニーが優先して食べるべき食材であることは説明してきた通りです。
ただ、ここ最近のナッツブームは凄まじく、某有名ハーフタレントが積極的に日頃の食生活に取り入れていることが報道されると瞬く間に若い女性の間でナッツを食べることが大流行となってしまいました。
また、地中海式ダイエットという減量法も女性から注目されており、この中でもナッツ類は「食べて良い食材」として紹介されています。アーモンドにカシューナッツ、クルミ、マカダミアナッツ等々。ナッツはライトミールとして本当に美味しいですしね。
我々トレーニーからすると「今更ナッツの凄さに気づくなんて遅いわ!」と突っ込みたくなりますが、若い女性との思わぬ接点が出来そうでもあることですし寛容の精神を持って大目に見てあげるべきなのでしょう。
ナッツには不飽和脂肪酸がたっぷり
ナッツ最大の特徴としては不飽和脂肪酸がとても多く含まれているという点ですね。例えばナッツの王様、アーモンドには10g中3.52gの一価不飽和脂肪酸と、1.27gの多価不飽和脂肪酸が含まれています。これに対して飽和脂肪酸の量はわずか0.41gですから90%以上が不飽和脂肪酸という事になります。
また、やはりメジャーなナッツ類である、カシューナッツの場合は10g中2.8gの一価不飽和脂肪酸と、0.8gの多価不飽和脂肪酸が含まれており、飽和脂肪酸は0.99gとなっています。こちらも飽和脂肪酸の割合はとても少ないことが分かりますね。しかもカシューナッツには全体量の20%ものタンパク質が含まれています。実はタンパク源としても優秀なのです。
不飽和脂肪酸は動脈硬化を防いだり、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効果を持っています。
脂質はれっきとした三大栄養素の一つです。つまり栄養学的に「人体に必要な物」として認められている大切な存在なのです。
良質な脂質を適切に選んで摂取することが、ダイエットにも筋肉増強にも良い影響を与えるのです。
クルミは生で食べる?
市販されているクルミをよく見てみると、ローストされている物と生のままのものがあります。
クルミは生で食べても問題ないのでしょうか。また、栄養素的には何か違いがあるのでしょうか。
まず、クルミは生のままでも食べることができます。味についてはローストした方が香ばしく、美味しく感じられるかもしれませんが栄養素的には明確な違いがあるのです。
まず、クルミに含まれる抗酸化物質の一種、ポリフェノールはローストした方が量が増えます。そのためポリフェノールを摂取したい人であれば火が入っている物を選ぶべきです。
一方、その他の栄養素については生のままの方が高くなります。特に脂質についてはローストしてしまうとどうしても酸化が進みます。ナッツ類の最大の長所である不飽和脂肪酸をしっかり摂取したいという人の場合は生のままの製品を選ぶようにしましょう。
ナッツを食べる頻度や量について
このように優れた健康効果を持つナッツですが、食べ過ぎには注意すべきです。なんといっても脂質は脂質ですから、カロリーは高いのです。ナッツを食べすぎると一日のうちに食べる他の食品も含めた総摂取カロリーが大きくなり過ぎてしまいます。
ナッツの推奨摂取量は30gから多くとも50gまでです。それ以上は体脂肪が増えすぎる原因となってしまいます。
また、ナッツの脂質を最大限有効に活用するため、一緒に脂溶性の栄養素も摂取するようにしましょう。これにはビタミンA・D・E・Kなどが該当します。
最近では30g程の小袋分けされているナッツも市販されておりとても便利です。窒素充填されていれば酸化も抑えられますから脂質源としては理想的と言えるでしょう。まとめ買いにも向いていますしオススメですよ。