科学者が発表する「一番有害な食べ物」ダイエットと健康管理についての注意点とは
- 2017/06/23
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何を食べるかは問題じゃない?
ハイファ大学(イスラエル)の研究者たちが「最も人間の体に悪影響を与える食べ物」について5年間の研究結果を発表しました。その答えは一体何だったのでしょうか。脂質たっぷりのお肉でしょうか、それともやっぱりジャンクフード?実は「何を食べるか」はあまり問題ではなかったのです…。
体に悪い食べ物とはズバリ「偏食」です。つまり特定の食べ物が体に悪影響を与えるというよりも、特定の食べ物しか食べないという方法論の方に問題があったわけです。
これは「好きでそうしているのか」それとも「ダイエットのために嫌々そうしているのか」でも人体に与える影響は異なるようで、食事に対して強いストレスを感じる事は神経障害に繋がるとのこと。
とは言え、好きなものばっかり食べていれば健康かといえばやはりそれも違います。人間の体は特定の栄養素が足りなくても別の栄養素で補ったり、体内で合成することができますが、あまりにも偏った栄養素しか体内に入ってこなければ体の様々な機能を縮小したり停止せざるを得ないのです。
一品ダイエットは最悪の減量方法
りんごダイエットにヨーグルトダイエット、日本でも過去に様々なダイエット方法が流行りましたね。しかしいずれも一時のトレンドであって鉄板ダイエット方法として定着することはありませんでした。
確かにリンゴだけを数個食べたり、ヨーグルトだけを一定量食べるような生活を数ヶ月も続ければ体重はめちゃくちゃ落ちるでしょう。つまり単に痩せたいというだけの意味でいえばこれらのダイエット方法は間違いではありません。
しかし、それでもなお定番化しなかったからにはワケがあるはずです。つまり「続けるのが極めて困難」であり、その理由は極度の精神的ストレスや健康状態の悪化なのです。
ダイエット方法は理屈では体重が落ちることは明らかであっても、健康を著しく害したり継続し難い程のストレスを感じるようでは失敗だと言えます。偏食にしろ一品ダイエットにしろ、精神障害や胃腸管の異常、脳機能の一部損壊など重大な健康被害をもたらす可能性が高いのです。
糖質制限ダイエットかローファットダイエットか
現在のダイエット方法のメインストリームは糖質制限ダイエットとローファットダイエットですね。ローファットダイエットは別名カロリー制限ダイエットと言えるでしょう。
この2つの方法にはどちらも体脂肪減少に対するエビデンスがあります。ローファットの方はカロリーを抑えるわけですからエネルギータンクである体脂肪が燃焼されて当然ですし、糖質制限ダイエットでは脂肪が新たに作られるタイミングが大きく減りますからやはり体脂肪は落ちます。
細かな点でメリット・デメリットはありますが、基本的には自分の好みに合う方を選んで原理原則をしっかり守ればダイエットは成功するはずです。気をつけるべきは偏食をし過ぎないこと。例えば糖質が摂れなくても、タンパク質・脂質はバランスを考えて摂取すべきですしビタミン・ミネラルは相当量多く摂らなくてはいけません。
ちなみにこの2つを中途半端にミックスして実施すると全く何の効果もあがりません。やるならまずは片方をガチでやる。これが鉄則です。
何かの依存症になっていない?
依存症と聞けば違法薬物をイメージするかもしれませんね。最近はしょっちゅう芸能人が逮捕されてニュースにもなっています。しかし、依存症は我々の生活と非常に密接した関係にあり、実際にあなたも何らかの依存症を患っているかもしれません。
例えばアルコールやタバコなどは顕著です。依存症による欲望は生理的欲求より強いものです。おしっこはトイレまで我慢できるのにタバコとなるとすぐにでも吸いたくて仕方なくなってしまう人もいます。毎日晩酌したり飲み歩く習慣のある人はアルコール依存症です。現時点で肝機能などに障害がなくとも立派な予備軍ですし早晩後悔させられることになるでしょう。
また、ほとんどの日本人が依存しているのが炭水化物(糖質)ですね。「ご飯や麺類を食べないと食事をした気がしない」とはよく言われる言葉ですが、これは立派な糖質依存症宣言です。
依存しているということは自分で対象物質の摂取をコントロール出来ていないという事。そして間違いなく、遠くない将来に健康被害を被ることになるのです。
これは脅しや誇張ではなく厳然たる事実です。情報化社会が進み、これだけ調べれば何でも分かる時代になっても人間は自分にとって都合の悪い事実からは目をそらし続けます。偏食や過食、間違ったダイエット方法、特定物質に対する依存症。あなたも身に覚えはありませんか?