冬は超ダイエット向きの季節!気温で変わる消費カロリーとは
- 2017/12/24
- ボディメイク
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夏は痩せやすく冬は太りやすい?
冬は太る季節!皆さんはそう信じ込んではいませんか?実はコレって根本的に大間違いなんです。
「いやいや、そんな事言ったって実際に冬は太るよ」
という人も多いでしょう。確かに年末年始は楽しいイベントが目白押しですね。クリスマスパーティーに忘年会、新年会。親戚で集まって食事や酒を酌み交わす場面も多いでしょう。そうなれば摂取カロリーが大きく膨らんでしまう可能性は高まります。
原則として体重の増減は日々のカロリー収支によって決まります。摂取カロリーの方が多ければ脂肪は増えますし逆なら減る。当然のことです。
ですが、これって人間が後付けで用意した勝手なイベントですよね。言い方は悪いですけど全て無視したって死ぬわけではありません。中にはイベントに参加しつつもお酒を控えたり食べる量を調整してきっちり切り抜ける人だっているんです。
それに本当は寒い季節はダイエットに最適な季節なんです。夏にはない、体脂肪減少のボーナスステージだと言えるのです。
今回は冬だからこそ痩せたい。来年の夏をカッコイイ体で迎えるための最大の山場となる真冬の減量方法について解説していきたいと思います。
冬のダイエットには第三の手段が存在する
さて、通常ダイエットしようと思えばまず食べる量や食べ物の内容を変えますよね。摂取カロリーを減らしたり、糖質の量を減らしたりする食事管理が大切になります。
また、運動量を増やして消費カロリーを稼ぐことも重要です。筋トレをするとトレーニング中だけでなく、その後も約24時間~48時間はEPOC効果といって過剰酸素消費が継続しますから消費カロリーが増えるのです。もちろん有酸素運動が好きな人は走ったり泳いだりするのが良いでしょうね。
ただ、冬の場合この「食事制限」と「運動・トレーニング」以外にもう一つ、ダイエットするための手段が増えるのです。
人間は恒温動物ですから体温を一定に保とうとします。暑ければ汗をかいて体表面を濡らし、その水分が蒸発する際の気化熱でもって体温を下げようとします。
では逆に寒い時はどうでしょうか。体内でどんどん熱を発生させ体を温めようとします。この「寒さに耐える」という行為によって、実は消費カロリーが相当量アップするのです。
冬に痩せやすい事を証明する実験結果
オランダで実施された研究によると、室温16度と22度で24時間生活した場合、消費カロリー量に約150kcalの差が発生したとのこと。もちろん16度の部屋の方が消費カロリーが大きくなりました。実験ではそれぞれ同じような服装で過ごし、決して裸だったわけではありません。16度の部屋でちょっと肌寒いと感じられるくらいの服だったようです。
時間帯的には主に夜間、寝ている時の消費カロリー量に大きな差が生まれるという結果になりました。
この実験では体格が大きめの若い男性が被験者となりました。そのため、日本人でかつ小柄な人だった場合、同様の環境でも100kcalくらいしか差は出ないかもしれませんが、この数値は積もり積もればバカにはできません。1週間でちょうど脂肪100g。一冬継続すれば脂肪が2kgくらい減少するカロリー量です。実際、夜は16度以下になることも多いですし夜中に暖房をつけて寝ている人はちょっと切ってみるべきではないでしょうか。
冬に太らないでいるためのテクニック
体調が悪い場合は別として、生活に支障のでない範囲で薄着をしたり、暖房を使わない生活を心がけると、それだけで痩せやすくなるというのはある意味お得です。よく「困難は分割せよ」と言われますが、ダイエットでも食事と運動以外の手段があるというのは冬ならではの特徴と言えるでしょう。
エアコンやストーブを夜中つけっぱなしにしている人にとっては節約にもなりますし一石二鳥です。浮いたお金でプロテインでも買うと良いでしょう。