トレーニーが安易に糖質制限をしちゃダメな理由!その疑問に答えよう!

  • 2017/04/06
  • ボディメイク
  • 749view
  • 加藤薩樹
タグ

ブームの糖質制限ダイエット!筋トレ中でも大丈夫なの?

ここ数年、人気となっているのが糖質制限ダイエットと筋トレ。どちらもボディメイクがブームとなるに従って人気が過熱しているわけですが、この両方を「同時に」行ってもいいのかという点については多くの人が疑問に感じているようです。

近年大ブームの糖質制限ダイエットは筋トレ中でも大丈夫?

ダイエットはダイエット。筋トレは筋トレ。それぞれ別の目的で行うものですが、脂肪を落としながら筋肉を増やすことが可能なのであればそれに越したことはありませんよね。
今回はカッコイイ体作りを目指すトレーニーが、体脂肪と戦う上で「糖質制限ダイエット」をチョイスすることはアリなのか、ナシなのか。そのあたりの疑問にテキパキとお答えしていきたいと思います!

 

糖質制限をすると筋トレ効率が落ちる?

糖質制限をすると筋トレ効率が落ちてしまう?

糖質制限を行うと頭がフラフラする…これは糖質制限ダイエットを始めたばかりの人がよく言う体調不良の一つですが、正しい知識をもとに考えてみると、脳はブドウ糖の他に脂質やタンパク質を原料として体内で合成される「ケトン体」と呼ばれる物質も脳のエネルギー源として使うことができますから問題はありません。

糖質を摂ると血糖値が上がると共に脳内ではエンドルフィンやドーパミンが分泌され「多幸感」に満たされます。糖質制限を始めたら頭がフラフラしたり、体調が悪くなった…という人の多くは、これらの脳内物質が分泌されなくなり、いわゆる「糖質依存症の禁断症状」が発現しただけに過ぎないのです。

では一方で、筋トレをしているトレーニーの言う「糖質制限をするとパワーが出なくなった」というのは本当なのでしょうか。或いは、問題がある事なのでしょうか。

糖質を摂るとその一部は筋肉内に筋グリコーゲンとして貯蔵されます。この筋グリコーゲンは筋肉を瞬間的に激しく動かす場合に使われるエネルギー源で、これが枯渇してしまうと最大パワーが落ちたり、筋持久力が低下してしまいます。

すると、トレーニングで扱うことのできる重量が落ちてしまうため筋肉に強い刺激を与えることが出来なくなってしまうのです。

その結果、例えタンパク質摂取量が足りていたとしても筋肉は少しずつ減少してしまいます。減量中にそうでない時期と比べて全く糖質量を落とさないというのも難しいかもしれませんが、筋肉を維持しながら脂肪だけを落とすためには厳しい糖質制限はあまり向いていないと言わざるをえないのです。

ただし、筋トレをほとんどやらない人にとっては筋グリコーゲンの量はほとんど何の関係もありませんから、糖質制限を厳しく行い、脂肪をエネルギーとしてどんどん消費する生活を送るほうが体脂肪は落ちていくのです。

 

コンテスト出場者は最後の隠し玉として活用しよう

では、糖質制限とトレーニーは永遠に相容れないもの同士なのでしょうか。実は必ずしもそうとは言えないのです。

例えば、コンテストに出場するためにコンディションを作っている場合、減量の最終段階までやってくるとどれだけ食事制限をしていてもなかなか脂肪が落ちなくなる場合があります。

そんな時こそ、糖質制限を最終兵器として活用するべきなのです。厳しい糖質制限をすると体が「ケトーシスモード」へと切り替わり、糖ではなく脂肪をエネルギーとして使うことができるようになります。前述した「ケトン体」によってエネルギーを賄おうとする状態ですね。

コンテスト出場者は糖質制限を最後の隠し玉として活用しよう

体はそれまでは糖質をメインエネルギーとして使っていたわけですから、この変化は肉体にとって新鮮な刺激となります。これによって、最後の最後、わずかに残っていた体脂肪まで燃やし尽くすことができるというわけです。

どんな体をどのくらいの期間を掛けて作ろうとしているのか。その内容によって糖質制限を行うべきかどうかの判断は分かれるところです。皆さんも、自分が今、何をしなければならないのかをじっくりと考えベストな減量方法を選ぶようにしましょう!

この記事の作者

加藤薩樹
加藤薩樹
フィットネス関連の記事をメインに執筆させて頂いております加藤と申します。トレーニングテクニックやサプリメント等々、全て自分で実践しハッキリと効果を体感できた情報だけを皆様とシェアしていきたいと考えております。 体が変われば心まで変わります。そしてハッキリ言ってモテるようになります!私の記事が皆様の充実したオヤジライフの一助となれば幸いです。宜しくお願い致します。
up 加藤薩樹
加藤薩樹

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ