トクホのお茶って本当に痩せるの?
- 2017/03/09
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メタボになるとモテなくなります
30歳を過ぎたあたりから、人間は基礎代謝が下がり、これまでと同じ生活をしていても、体に脂肪がつきやすくなります。自覚するよりも早く、彼女や奥さんに目ざとく指摘されたり、健康診断で注意されたりするかもしれません。健康を考えると、早急にダイエットするのが望ましいでしょう。体についた脂肪は落としにくいからです。
太るのは、カロリーを摂取する量が消費する量より多いからです。つまり体重を減らすには、食事の量を減らすか、体を動かす量を増やすしかありません。けれども美味しいものを我慢するほどストイックにはなれず、運動するのは面倒です。
トクホのお茶の正体
コンビニやスーパー、ドラッグストアに行くと、「トクホ」のお茶がたくさん売られています。いわゆる「特定保健用食品」のことで、消費者庁が健康効果を認めています。何らかの方法で体脂肪を減らせるので、ダイエット効果も期待できるのです。
トクホのお茶で体脂肪を減らす成分は、大きく分けて4種類あります。燃焼させる「茶カテキン」、吸収を抑える「ウーロン茶ポリフェノール」、分解を促す「ケルセチン配糖体」、糖の吸収を妨げてインスリンの過剰分泌を抑える「難消化性デキストリン」です。
各メーカーとも独自の研究や実験によって、一定の効果を証明しています。ただし効果を発揮するには、漠然と飲んでいるだけではダメで、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
正しい飲み方と効果
まず、脂肪の吸収を抑えたり、糖の吸収を妨げたりするお茶は、食事と一緒に飲むのが原則です。食事の後に飲んでも、あまり意味がありません。食事と一緒にお茶を飲む習慣が無ければ苦労するでしょう。外食時は飲食店の許可をもらうのが難しそうです。脂肪を燃焼させたりや分解させたりするお茶なら食後に飲んでも効果を発揮します。
また、燃焼効果のあるお茶が1日の摂取量で余分に消費できるカロリーは、多くて100kcalと言われています。これは、ご飯で茶碗半分より少なめ、食パンは6枚切りで約半分、カップ麺は1/3~1/4です。吸収を抑えるお茶で減らせる脂肪の量も20%程度です。
つまり、今までと食事の量が同じであれば、ダイエット効果があると考えられます。決して、お茶の分だけ余分に食べられるわけではありません。だからと言って、決められた量以上に飲むと、肝臓に負担がかかったり、下痢になったりする恐れがあります。過度な期待は禁物です。
トクホのお茶の利用価値
同じカロリーを運動で消費するには、ウォーキングで20分前後、ゴルフの打ちっぱなしで40分前後かかります。なかなか運動する時間が取れなければ、トクホのお茶は頼りがいがありそうです。ただし、脂肪の燃焼や分解を促してくれるお茶は、運動と併用することでさらなる効果を期待できます。
このような効果を発揮するには、毎日飲み続けなければならず、お茶特有の苦みが不得意な男性もいるでしょう。飲みやすいコーラや炭酸飲料、清涼飲料水などもありますが、飲みやすくするために人工の甘味料が含まれています。これらは副作用があり、危険性も指摘されています。その点を考慮して利用しましょう。