歴女支持率圧倒的ナンバー1は伊達政宗

雑誌でもウェブでも「好きな戦国武将」のランキングはよく見かけますよね。上位の常連はやはり織田信長や伊達政宗などの有名武将ですが、実は結果を男女に分けるとけっこう違いが出てきます。
男性票が多いのは織田信長、徳川家康、武田信玄など、強いリーダーシップで支配力を発揮した人物です。一方で、女性票が多いのは伊達政宗、真田幸村、石田三成など、歴史的には決して成功したといえない人物なのです。

この背景にはゲームや漫画に登場するイケメン武将も関係しているでしょう。しかし一番大きいのは、「見守りたい」とか「助けになりたい」と思える男性のほうが女性にとって魅力的に映るという点です。
特に圧倒的な歴女人気を誇る武将といえば伊達政宗。政宗好き女子が支持するその魅力から、モテの秘訣を探ってみましょう。

天下を取れなかった

政宗は若くして現在の東北地方南部を支配しましたが、豊臣秀吉や徳川家康の勢いには勝てないと判断して表向きだけ服従しながら天下を狙い続けました。しかし結局、その野望は果たせなかったのです。
成功体験を好む男性には意外かもしれませんが、そんな政宗だからこそ好きになったという女子は少なくありません。
大きな夢を諦めずに挑戦し続ける男性を支えたいと感じるのが女性心理なのです。

コンプレックスがある

政宗は「独眼竜」というニックネームがあるように、右眼だけ失明していました。これは幼少期にかかった熱病のためです。少年期の政宗は片目しかないことに強いコンプレックスがあり、また母の義姫に嫌われたことから深く傷つきました。
女子はそんな政宗の心の傷を癒したいと感じるもの。男性はつい強がりがちですが、ときには弱いところを見せたほうが女子の母性本能をくすぐるのです。

料理が好き

政宗はとてもグルメなうえに、毎日の献立を自分で考えて自ら料理もしました。江戸時代に入ると、幕府将軍をおもてなしするコースメニューもプロデュースしています。
「まったく料理に興味がないのでは心が貧相だ」、「御馳走とは旬の食材をさりげなく出すことだ」というような名言も残している料理男子なのです。
この点に好感を持つ女子はとても多いです。やはり料理が得意なのはモテる男の必須条件ですね。

マメに手紙を書く

政宗はかなりの筆まめで、現存するだけでも1000通以上の手紙が伝わっています。また、当時は身分ある人物だと祐筆という代筆者に手紙を書いてもらうのが普通でしたが、政宗はすべてを祐筆に任せず、追伸は自分で書くなどして送る相手を気遣いました。
これには耳が痛い男性も多いかもしれませんが、やはり政宗のマメさに好感を抱く女子は多いのです。メールやSNSではマメな連絡を心がけることが、モテの道を切り開くといえるでしょう。

政宗は現代でもモテるポイントをたくさん持っています。ぜひその人物像を参考にして、女子を振り向かせてくださいね。