ミステリアスなオヤジ

豊川悦司さん、綾野剛さん、西島秀俊さん……いずれも今、人気絶頂の俳優さんばかりですが、それぞれに共通する雰囲気を皆さん纏っていますね。それは「ミステリアス」な雰囲気です。

皆さん何となく気だるげな眼差し（死んだ目ともいわれているようです）、ぼそぼそとした話しかた……。我々、オヤジ世代が会社の中で、そんな態度でいようものなら、ミステリアスじゃなくて、単なる変人と思われてしまいそうですが、ここで申し上げたいことは、女性たちは、上記の俳優の皆さんの「何となく、よくわからない」「影のある雰囲気」にたまらない大人の魅力を感じてしまうそうです。まるで十代や二十代前半の女性が好きなジャニーズ系のアイドルとは対極をなす明と暗といったところですが、我々、オヤジ世代が目指すのならば、少なくともジャニーズ系ではなく（当たり前ですが）、こちらの線ではないでしょうか？

多くを語りすぎない

いざ、女性と二人きりで会うことになった途端、舞い上がってしまって、あるいは会話を途切れさせてはいけないからと、自分のことをベラベラとしゃべっていませんか。これは女性との会話ではできるだけ聞き役に回る、という原則にも反しますし、最初から自分のことを全てオープンにしてしまっては、女性が「この人、どういう人なのかしら」と興味を持つきっかけすらも失わせてしまいます。

あなた自身のことは最低限のことだけ話せばいいのです。多くを語らず、女性があなたのことに興味を持つようにする、ことがなによりも肝要なのですから。

問いかけにはきちんと答える

ただし、話さないといってもあまりに無口なのは×です。単なる無口な人か、自分のことを話したがらない人なのかと、思われてしまいます。極端な無口は相手に恐怖すら与える場合がありますから、このあたりの塩梅が重要です。

たとえば相手の女性があなたに意見を求めてきたときなどは、答えを出すまでに時間がかかってもかまわないですから、できるだけ明確にご自身の考えを 答えてあげることが必要です。

相手の女性は普段あまり多くを語らないアナタが、そんなときにはきちんと自分の意見をもって答えるさまに、頼もしさや、自分のことを真剣に考えてくれている、という安心感を持ってくれるはずです。大勢の輪の中心にいる明るいオヤジキャラも、それはそれで人気があるのですが、ひとりの男性として女性に意識させるには、何と言ってもミステリアスなオヤジキャラです。

是非、いちど実践してみてください。