日本人男性のセックスが下手になってきている？

セックスで「相手の女性をイカせられたかどうか」は、男の沽券にかかわる重要なことかもしれません。しかし、最近の男性は、女性をイカせたかどうかに注目するあまり、セックス全体を通してのクオリティを低下させている様にも思えます。一昔前に比べてAV女優のレベルが格段にアップしましたが、AV女優は、雑誌やテレビに出ているトップアイドル達などよりも、格段に可愛い女性が多く、しかも、とんでもなくエロいセックスの映像をいつでも見られるとなれば、世の童貞男子の「セックスへ求める理想」のハードルが高くなってしまっているのも無理はないでしょう。

そして、現実のセックスで、目の前の彼女をイカせるにあたって「AVよりも興奮しない」と言わんばかりに、雑な愛撫をする男性が増えてきています。ここでは、セックスで「彼女がなかなかイカない」という悩みを持つ男性に向けて、女性をオーガズムへと導くコツを紹介します。

オーガズムがあったかどうかより全体を通しての質が大切

実は、女性は意外とオーガズムを重要視していません。もちろん、イカないよりもイッた方が良いという女性の方が多いことも確かですが、それでも男性ほど「絶頂」にこだわっていないのも事実です。男性は、「セックス=射精」という認識ですが、女性は男性の様に「一発の強烈な快楽」よりも、徐々に押し寄せる「快感の蓄積」に重きを置く傾向があります。よく、「女性の怒りはポイント制」「些細な不愉快が蓄積すると彼氏や旦那に対して怒りを爆発させる」と言われていますが、まさしくこれと同じ仕組みで「女性の性的快楽」も蓄積されて、その満足度を決めるのです。女性が求める性的快楽とは、決して「瞬間最大風速」的な快楽ではありません。

スローセックスを心がけてみよう

彼女がなかなかイカないときは、まずはリラックスさせることに重点をおいてみましょう。「リラックスしなければオーガズムを迎えられない」と聞くと、「じゃあ女性はスリルのあるセックスは嫌いなのか」という声が上がりそうですが、そうではなく、野外プレイなど、スリルのあるセックスも、「セックスに対してのリラックス」がベースにあるからこそ成り立つものです。まだ普通のセックスにも慣れていない女性に対しては、とにかく「ゆっくり」と時間をかけます。目安として「服の上から身体を触ったりキスをするだけの時間」を、最低でも30分以上設けることをオススメします。多くの男性は、おそらく、「早く射精したい」という欲求や、「早くイカせたい」という焦りで、どうしてもセックスの動作が全体的に慌ただしいものになってしまいがちですが、「スローでゆったりとした雰囲気の愛撫」を30分も続ければ、女性は安心して「次のステップ」へと気持ちを進めることができます。

また、女性がイカない原因として「体温が低い」というケースがよくあります。ただでさえ女性の身体は冷えやすくできているため、エアコンの設定温度を上げて、男性としては「やや暑い」くらいの室温を保つと丁度よいかもしれません。