日帰りで「函館」を楽しもう
- 2017/08/07
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北海道新幹線は開通したけど……
「函館」は北海道の南に位置する渡島半島にある観光都市です。飛行機だと羽田空港から80分。朝一番の便に乗れば8時台に到着し、19時台の最終便まで10時間以上滞在できます。函館空港は街外れにあるので、中心部までは20分でアクセスできます。
2016年春には北海道新幹線が開通しましたが、所要時間は4時間以上かかります。終点に到着するのは早くても11時頃です。しかも終点は函館の北にある函館北斗駅なので、そこから20分かけて函館駅まで引き返さなければいけません。
料金は北海道新幹線が片道約23,000円で飛行機が約37,000円。当日気まぐれで行くなら北海道新幹線の方が安上がりです。ただし、少しでも早く予約して行くなら飛行機の方が1万円台まで割引になるのでお得で便利です。
まずは朝市を楽しもう
函館空港に到着したら、まずはレンタカーを借りるか連絡バスに乗って函館駅を目指しましょう。函館駅の隣には朝市があり、新鮮な魚介類を提供する食堂が軒を連ねています。彼女と食べる遅い朝ご飯にちょうど良いでしょう。
函館名物のイカは秋から冬にかけて旬を迎えます。その日に市場で仕入れたばかりの新鮮なイカはコリコリした食感がたまりません。さらに秋は鮭が旬を迎えます。美味しいイクラもたくさん食べられそうです。お腹がいっぱいになったらお土産を調達してクール便で発送しましょう。
特色が異なる4つのエリア
函館の観光地は大きく4つのエリアに分かれます。まずは函館駅の西側、金森レンガ倉庫から函館どつく(ドック)周辺です。外国風情漂う名所が多く、外国人墓地や旧ロシア領事館、旧イギリス領事館、ペリーが1854年に函館を訪れた時の記念碑があります。テレビや雑誌で有名な「八幡坂」もこのエリアです。
市内を見渡せる函館山南東の谷地頭(やちがしら)エリアは立待岬に向かって石川啄木、宮崎郁雨、砂山影二、与謝野寛・晶子の歌碑があります。文学好きには外せない散歩コースです。歩き疲れたら谷地頭温泉でのんびりできます。
北部には幕末に「箱館戦争」の舞台となった五稜郭があります。現在は公園になっており、当時の名残は復元された「箱館奉行所」で体感できます。公園の南西部には高さ107mの五稜郭タワーがあり、五稜郭の全貌を真上から眺められます。
さらに街の東側、函館空港の手前は「湯の川温泉」があります。そこから市電の通りに沿って森の方に向かうとクッキーやケーキで有名な「トラピスチヌ修道院」です。
トラピスチヌ修道院以外は函館の市電沿いにありますが、停留所から10~15分ほど歩かなければいけないところがほとんどです。レンタカーがあれば彼女に負担をかけずにこれらの多くを1日で廻れるでしょう。駐車場も充実しています。
日帰りでも夜景を見るには
最終便で東京に帰るには遅くても19時までには函館空港に戻らなければいけません。その前に函館山の夜景は二人でぜひとも見ておきたいところです。4月から9月は日が長いので難しいですが、10月になると17時台には夜景を見られます。最も早い12月には16時台です。
夜景の時間になるとロープウエイや山頂展望台が混み合うので、少し余裕を持って行動した方が良さそうです。夜景を見た後に函館駅周辺で洋食を楽しめば、お腹も満足して帰途につけるでしょう。