プロ野球開幕しますが本拠地開幕できるのは昨年順位じゃない!って知ってましたか?
- 2019/03/23
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プロ野球の開幕戦の決め方は?
いよいよ今年もスタートするプロ野球ペナントレース。
開幕戦はセリーグがDeNAvs中日(横浜)・阪神vsヤクルト(京セラD大阪)・広島vs巨人(マツダスタジアム)。
そしてパリーグは日本ハムvsオリックス(札幌)・ロッテvs楽天(ZOZOマリン)・ソフトバンクvs西武(ヤフオクドーム)というカードが予定されています。
ところでこの開幕戦、本拠地開催を得られる権利や組み合わせは昨年の順位によって決められていると思っている人も多いのではないでしょうか。
実は違うんです!
2001年までは前年の順位
開幕戦の主催チームや組み合わせは、昨年の順位によって決められている。
今でもそう勘違いしている人が多いのは、2001年までは実際にそのような方式で開幕戦が行われていたからです。
この年まではセリーグ・パリーグ共に、前年のAクラスチームが開幕戦を主催。
また1999年まで組み合わせは1位vs4位、2位vs5位、3位vs6位と前年の順位をもとにして決められていました。
しかしセリーグは2000年の開幕戦からルールを改定し、主催がAクラスチームであることは変わらないものの組み合わせにはこだわらないことに変更。
パリーグも後にセリーグに続き、現在では両リーグ共にこだわらずに組み合わせが決められています。
2002年ワールドカップの影響で変更
2001年までは、前年の順位によって主催チームが決められていた開幕戦。
しかし2002年は日韓ワールドカップが開かれ、野球界もその影響で変則日程を組むことになります。
開幕戦も前年の順位を考慮せず、札幌・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の全国6大都市で開催。
そのため前年Aクラスだったのに、本拠地で開幕戦を開催できないチームも現れることになりました。
その分をカバーするため、2003年は前年ではなく前々年のAクラスが主催をすることに決定。
そして2004年以降もセリーグは同様の方式が取り続けられていますが、パリーグのみ2012年より再び変更が行われることになります。
2011年東日本大震災の影響でパリーグのみ変更
2011年、東日本大震災。
野球界にもその影響は現れ、当初の予定だった3月25日より遅れて4月12日に開幕戦を開くことになりました。
セリーグは2004年からのルール通り前々年のAクラスチームが主催をすることになりましたが、パリーグは西武ドームの構造上の理由でAクラスだった西武が開催を返上。
対戦相手である、日本ハムが主催をすることになりました。
このぶんをカバーするため、パリーグは2012年より前々年ではなく前々々年のAクラスチームが開幕戦を主催することに決定。
現在まで、同じ方式が採用されています。
現在のルールまとめ
現在の開幕戦をまとめると次の通りになります。
セリーグは、前々年のAクラスチームが主催。。
そしてパリーグは、前々々年のAクラスチームが主催となります。
また組み合わせは以前は1位対4位・2位対5位・3位対6位となっていましたが、今ではそれにこだわらずに決められています。
なお2020年には東京オリンピックが開催されますが、今の所は開幕戦に何か変更があるという報道はありません。
開幕戦は大入り満員!
長いペナントレースの内の1試合ではありますが、やはり開幕戦は待ち望んでいるファンも多く特別な試合とも言えます。
そのため開幕戦は、通常どこも満員に近い観客数を記録しています。
2002年・2011年のように開幕戦が通常通り行われなかった場合に翌年以降にスライドされるのも、やはりそうした集客面を配慮してのものでしょう。
近年プロ野球の観客動員数は絶好調で、今年の開幕戦もどの球場も満員になることが予想されます。
大観衆の前で、選手はどのようなプレーを見せるのか。
その日はもうすぐです。