日本でも導入なるか?現役ドラフト制度(ルール5ドラフト)とは

  • 2019/02/11
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現役ドラフト制度って?

現役ドラフト制度って?
今年1月に行われた、プロ野球選手会とNPBの事務均衡。
その席で選手会側は、かねてより検討課題としていた「現役ドラフト制度」の導入についての意見発表を行いました。
この現役ドラフト制度はMLBではすでに「ルール5ドラフト」という名称で行われており、日本もそれに続こうというものです。
ここでは、そんな現役ドラフト制度・ルール5ドラフトについて解説をします。

 

ルール5ドラフト

従来のドラフト制度は、学生や社会人選手などアマチュア選手を対象したもの。
そして選手会が導入を要望している現役ドラフト制度は、現役のプロ野球選手を対象としたものになります。
その基となるのが、MLBのルール5ドラフト。
名称の由来は、MLB規約の第5条に定められている所から来ています。
そんなルール5ドラフトは、下記の規定のもとに行われています。

・開催日はオフのウインターミーティング最終日(毎年12月)

・勝率の低いチームから指名

・指名できるのはメジャー40人枠に登録されていない選手

・ただし18歳以下で入団して在籍5年未満の選手、もしくは19歳以上で入団して在籍4年未満の選手は指名できない

・選手を指名したチームは所属元のチームに100,000ドルを支払う

・ルール5ドラフトで獲得した選手は翌年のシーズン、故障者リスト入りなどを除き25人枠に登録し続けなければならない

・故障リスト入りなどの理由で25人枠から外す場合は所属元のチームに選手を返還し、所属元チームは50,000ドルを返還する

・所属元チームが返還を望まない場合は、選手の保有権は移籍先チームに完全に移り25人枠から外すこともできる

 

ルール5ドラフトのメリット

有望な選手だけど、選手層などチーム事情により試合に出られない・・・。
MLBには、そのような飼い殺し状態となっている選手も少なくありません。
ルール5ドラフトは、そうした選手の出場機会を増やすために用意されている制度です。
MLBではMVPを受賞したジョシュ・ハミルトン選手やサイ・ヤング賞を獲得したヨハン・サンタナ選手などが、ブレイク前にこの制度による移籍を経験しています。
球団にとっては戦力が流出するというリスクがある制度ですが、同時に他球団の有望選手を獲得できるというメリットもあります。
日本でもトレードなどの移籍をキッカケに成績を大きく伸ばす選手がいますが、現役ドラフト制度を導入すればさらにそうした選手が増えることは間違いないでしょう。

 

日本でも実現なるか?

もしルール5ドラフトを参考にNPBでも現役ドラフト制度を行うことになれば、どういうシステムになるのか。
選手会とNPBでの話し合いではすでにその提案もされているのかもしれませんが、今の所その内容は公にはなっていません。
メジャー40人枠に登録されていない選手の中から、入団4年もしくは5年未満の選手が対象となるルール5ドラフト。
しかしNPBにはこの40人枠というものがありませんし規模も違いますので、ルール5ドラフトを全く同じ内容で真似ることは不可能です。
例えばその年の一軍登録日数の少ない選手を対象とするなどの方法が挙げられますが、いずれにせよ簡単に決められることではありません。
実現させるとしても、選手・球団の双方が納得する形に制度を調整するには相応の時間が必要となりそうです。
しかしNPBではこれまでもMLBの制度を多く導入しており、現役ドラフト制度が採用される可能性も決して低くはないでしょう。
1年後や2年後では無理でも、5年後10年後にはひょっとしたら・・・。
NPBに現役ドラフト制度が導入され、それにより野球人生を変えた選手が現れているのかもしれません。

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