引退試合を行われる選手とそうじゃない選手の境界線って?
- 2018/10/06
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引退試合が行われる基準とは?
毎年シーズン終盤になると行われる、プロ野球の引退試合。
応援していた選手がユニフォームを脱ぎ、寂しさを感じている人もいるのではないでしょうか。
そんなプロ野球の引退試合は、現役を辞める選手なら誰に対しても行われるというものではありません。
その境界線はどこにあるのか。
明確な基準が設けられているわけではありませんが、ここでは引退試合が行われる選手の傾向をご紹介したいと思います。
チームの主力を担っていた選手
たとえばレギュラーだったり、投手ならローテーションや勝ちパターンを担ったり。
そのようにチームの主力だった選手にはやはりファンの思い入れが大きく、また球団への貢献度も高いとあって引退試合が行われやすい傾向にあります。
今年でいうと中日ドラゴンズのセットアッパーとして活躍をした浅尾拓也選手やFA移籍後巨人で3年連続2桁勝利を挙げた杉内俊哉選手、横浜DeNAの暗黒期を支えた加賀繁選手の名前が挙げられます。
また9月30日時点では正式に日時の発表などはされていませんが、西武ライオンズの松井稼頭央選手や中日ドラゴンズの岩瀬仁紀選手・荒木雅博選手も引退試合・セレモニーの開催が濃厚となっています。
広島カープの新井貴浩選手も主力としてプレーをしていた選手ですが、本人の意向により引退試合は行わないとのこと。
ただし三連覇を決めた試合では、ナインによる胴上げが行われいます。
もし広島が日本一になれば、もう一度同じ光景が繰り広げられるのではないでしょうか。
長くチームに在籍していた生え抜き選手
FAやトレードなど、移籍が頻繁に発生するこの世界。
だからこそ長年1つのチームに留まり続けた生え抜き選手にはファンの愛着も強く、引退試合が開催されることがあります。
今年引退試合が行われた中日ドラゴンズ・野本圭選手は中日一筋10年目。
主力だった期間は長くありませんが、ガッツ溢れるプレーで多くのファンを沸かせました。
引退試合でもそのプレースタイルを貫き、最後はヘッドスライディングで現役生活を締めくくりました。
実績のある選手
最後に所属していたチームでの在籍期間が短くても、それまでに積み重ねてきた実績のある選手には引退試合が行われることがあります。
今年の例でいうと、オリックスの小谷野栄一選手。
日本ハムの主力として活躍していた小谷野選手は2014年オフにFA権を行使し、オリックスに移籍。
オリックスでは4年間の在籍となり成績も日本ハム時代より落ちましたが、二軍で引退試合が行われました。
また2015年には、ひちょりこと森本稀哲選手がわずか2年しか在籍していない西武ライオンズで引退試合を行ったという例もあります。
もちろん実績があれば誰でも開催してもらえるというわけではなく、小谷野選手や森本選手のようにチームに馴染んでいたりファンに愛されていることも条件となるのでしょう。
例外中の例外!
引退試合が行われる選手には、このような特徴があります。
また当たり前ではありますが、引退試合は通常その時に所属していたチームで行われます。
しかし2018年、例外中の例外とも言うべき引退セレモニーが行われました。
昨年所属していた巨人を自由契約となり、今年はBCリーグ・栃木でプレーをした村田修一選手です。
今年限りでユニフォームを脱ぐ決意をした村田選手に対し、巨人が引退セレモニーを実施。
村田選手の7分半にも及ぶスピーチの後は、巨人ナインとDeNAナインによる胴上げも行われました。
昨年の電撃退団は多くの関係者っやファンを驚かせましたが、最後は最高の形で現役生活を締めくくることになりました。
これからはコーチや解説者として、現役時代とは違った形での活躍が期待されます。