プロレスラーの中邑真輔がアメリカで活躍しているけどどれくらいすごいこと?

  • 2018/05/14
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プロレス界の巨人、WWEとは?

プロレス界の巨人、WWEとは
ニューヨーク証券取引所に上場する、年商7億3,000万ドル(800億円)の巨大企業。
こんな風に聞いて皆さんは、どんな業種をイメージするのでしょうか。「ITとか、その辺かな?」と思ったら大間違い。
この巨額の年商は、世界最大のプロレス団体「WWE」が2017年に叩き出したもの。
1999年の株式上場以来、順調な成長を見せてきた結果でもあります。

WWE、その前々身であるプロレス団体・WWWAが設立されたのは1963年。
以来、WWWF、WWFと名称を変更しつつ、今に至っているのですが、一貫しているのはWWEはメジャー団体であるという点。
現在、毎週放送しているWWEの試合(番組)が放送されているのは180カ国以上、視聴者は1,000万人以上。年間最大のイベントである「レッスルマニア」は、毎回6〜8万人が収容可能なスタジアムで開催、常に超満員の客入りとなっています。

そんなWWEに登場するレスラー(WWEでは「スーパースター」と呼びます)は、世界最大の団体にふさわしく、アメコミからそのまま抜け出てきたような個性派揃い。そんな彼らがドラマを演じ、激しい肉弾戦を繰り広げる様は、まさにエンターテイメント!!なのです。

 

新日本のエースが海外へと進出

一方で日本のプロレス界に目を転じると、唯一元気なのが「新日本プロレス」ぐらい。
現在は2000年代よりエースの座を守り続ける棚橋弘至選手らを中心に、何度目かの黄金期が(といっても年商40億円といいますから、WWEと比べるべくもないのですが……)到来中なのです。

そんな新日本プロレスから、団体を牽引してきた中邑真輔選手が退団したのは2016年の年明け。あわせてWWEに移籍との報道を耳にして、犬助は大いに驚いたものでした。

なぜなら、どこにも所属していないフリーの日本人選手や、マイナー(ファンの方、ゴメンナサイ)団体に所属している選手が一念発起、WWEのリングに上がるということは、それほど珍しいことではありません。しかし好調の新日本プロレスから、エース格の選手が離脱してWWEに移籍となると前代未聞だったからです。

 

遂に、スーパースターの仲間入りを果たす!!

遂に、スーパースターの仲間入りを果たす
そんな中邑選手がWWEでのキャリアをスタートさせたのは「NXT」、メジャーリーグにおける3Aに当たる団体。その後、2017年にWWEへ昇格するとWWE王座の挑戦者に何度も選ばれているばかりか、今年になって「レッスルマニア34」でも、WWE王座に挑戦。
いずれも戴冠にまでは至りませんでしたが、全世界のファンを熱狂させるに足るインパクトを残しているのです。

「スーパースター揃いのWWEで傑出する」当然ながらカンタンなことではありません。
なぜならプロレスの実力はもちろん、高いタレント性がなければ、それはかなわないから。

まあ、実力という点ではレベルが高い日本のプロレス、それもエースだった中邑選手だけに問題はないでしょう。しかし高い壁となるのではないか? と犬助が心配していたのがタレント性。
WWEに挑戦する日本人は言葉のハンデもあるからか、その多くはアメリカ人受けするキャラクター付けをされた後にリングに上がるもの。現在WWEで活躍しているヒデオ・イタミ選手やASUKA選手も、日本時代とは異なるキャラクター付けをされています。

しかし新日本プロレスで活躍していたころのキャラクターそのままで、WWEのリングに上ってしまったのが中邑選手、これに犬助は中邑選手のすごさを感じます。加えて、現チャンピオン・AJスタイルズ選手が新日本プロレス出身ということもあってか、日本のプロレスそのままのファイトスタイルで成功しているという点も特筆しておかなければなりません。

 

果たして中邑選手はWWEスタイルへと進化するのか?

果たして中邑選手はWWEスタイルへと進化するのか
現在の中邑真輔選手はアスリート的な面でも、エンターテイナー的な面でも超一流であると認められた段階、WWEの今後を担うスーパースターの一人となったということができる。
「エンジェルスの大谷選手は知らなくても、WWEの中邑選手は知っている」そんな人たちは、恐らく世界中にいることでしょう。

ただ……WWEに所属しているのはAJスタイルズ選手ら、中邑選手と手が合う相手ばかりではありません。加えてWWEが敷いたストーリーラインにこれからも乗っていくには、更なる高いタレント性が必要。新しいキャラクター付けも必要となってくるかもしれません。
そして、それらが成功したときこそ中邑真輔選手が日本人初となるWWEのチャンピオンに輝くとき。そして、幾度となく防衛を重ねるときではないでしょうか?
それとも、このキャラクターのままでWWEの顔となっていくのか?興味は尽きないのです。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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