野球のファースト・セカンド・サード何故反時計回りに回るのかって知ってる?
- 2017/08/27
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反時計回りのベースボール
ファースト、セカンド、サード…と反時計回りに設定をされているベースボール。
プロの世界ではまずありませんが、サードから時計回りをしようとすると当然ルール違反となります。
それでは一体なぜ、時計回りではなく反時計回りなのか?
明確にその理由が記された文献はないようですが、ここでは諸説をご紹介したいと思います。
軸足が左だから
軸足は、左になっている人がほとんどだと言われています。
では軸足が左の人が時計回りと反時計回りどちらが走りやすいのかというと・・・。
実際にやって貰ってもわかると思いますが、これは断然反時計回りとなります。
そうなると右が軸足の人にとっては時計回りの方がスムーズという事になりますが、ランナーの軸足によって進塁方向を変えていては累上でぶつかってしまい、野球のルールは破綻をしてしまいます。
よって、多数派である左に合わせて反時計回りに設定されている・・・。
そのような説があります。
人体の仕組みのため
人間は、左寄りにある心臓を守るために自然に反時計回りになる。
右にある肝臓が重いので、そのバランスを取るために重心が左に傾きやすくなる。
人間の体は、右よりも左にねじりやすい仕組みになっている。
軸足以外にもこのように、そもそも人体の仕組み的に反時計回りをしやすくなっているという説はいくつか存在しています。
また反時計回りになっているのは何も野球だけではなく、陸上・スケート・F1など他のスポーツにも共通をしています。
野球を反時計回りにすると設定した人も、その方が走りやすいことに気付いていたのかもしれません。
右利きが多いから
右利きが多いからとはいうのは一見関係が無さそうな感じもしますが、実はそうとも言い切れません。
セカンド・サード・ショートといった内野の選手の送球頻度が最も高いのは、ファーストに投げる時です。
その際に右利きの人ならば左でボールをキャッチしてスムーズに投げることができますが、左効きの人は体を反転をさせる必要があるため、右利きの人よりも送球を安定させるのが難しくなります。
逆に左利きの人にとっては時計回りの方が打球を処理しやすいわけですが、ご存じのように利き腕は右の人の方が多数派です。
そのため右利きに合わせてベースランニングを反時計回りとし、セカンド・サード・ショートといったポジションには右利きの選手を守らせるという土壌が定着をしたという説も存在しています。
まとめ
日本に普及をする前、遥か昔から反時計回りで行われていたベースボース。
他のスポーツもそうであることから、基本的に人間は反時計回りに走る方が向いているのは間違いなさそうです。
野球黎明期と現在の野球ではルールや服装にいくらかの違いはありますが、反時計回りであるということはこの先もずっと変わりそうにありません。
軸足が右の人ばかりになったり、左利きが多数派になれば別かもしれませんが現実的とは言えないでしょう。