日本のプロ野球の殿堂とメジャーの殿堂の違いとは?

  • 2017/08/26
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両者の「殿堂」の違いとは?

メジャーと日本の「殿堂」の違いとは

野球界の発展において、多大な貢献をした人物が選ばれる野球殿堂。
メジャーにも日本にもあるこの仕組みですが、その内容には異なる点も存在しています。
ここでは、両者の特徴についてご紹介をしたいと思います。

 

日本の場合

・プレーヤー表彰
日本の殿堂入りには「プレーヤー部門」と「エキスパート部門」、そして「特別表彰」が存在しています。
プレーヤー表彰の選考対象となるためには、引退をしてから5年経っていることが必須条件。
条件を得ると15年間の期間が設けられ、それを過ぎてしまった場合はプレーヤー部門の対象からは外れることになります。
もちろん元プロなら誰でも選ばれるわけではなく、候補として30人に絞られます。
そして選出委員から75%以上の支持を集めた候補が、晴れて殿堂入りをすることになります。

・エキスパート部門
エキスパート部門は現役引退から21年以上が経過をしており、そして監督・コーチ・審判を引退して半年以上経っている人物が対象となります。
10人の候補者が選ばれ、75%以上の支持を受ければ選出されます。

・特別表彰
特別表彰はアマチュア選手を対象としていることが特徴で選手は引退後5年、監督・コーチ・審判は引退から半年経過している人物が対象となります。
正力松太郎氏など、プレー以外の部分で貢献をした人物が多く選ばれています。

 

メジャーの場合

メジャーの場合

メジャーでは全米野球記者協会(BBWAA)とベテランズ委員会、2つの団体が殿堂入りの審査を行っています。

・BBWAA
BBWAAの審査ではメジャーで10年以上プレーを行い、引退をしてから5年以上経った選手が審査対象となります。
候補者は25~40人程度に絞られ、75%以上の票を得た人物が殿堂入りとなります。
たとえ落ちてしまってもチャンスは10回まで与えられますが、支持が5%以下になった人物は翌年からは候補から外れることになります。

・ベテランズ委員会
ベテランズ委員会はメジャーで10年以上プレーを行い、さらに引退をしてから21年以上経過している人物を対象としています。
BBWAAで殿堂入りできなかった人物も、ベテランズ委員会に審査されることで改めてそのチャンスが与えられます。
また監督や審判員その他の貢献者も対象となり、受け皿に留まらないベテランズ委員会ならではの選出が行われています。
選出における得票率は、やはり75%となっています。

 

まとめ

日本とメジャーでは、殿堂入りの条件や選考方法にいくらかの違いがあります

このように日本とメジャーでは、殿堂入りの条件や選考方法にいくらかの違いがあります。
特に大きいのは、メジャーでは10年以上のプレーを課しているという所ではないでしょうか。
ベースボールのトップであるメジャーという舞台で10年プレーをするというのは、それだけでも大変なこと。
もちろん、3Aなどマイナーリーグは含まれません。
ちなみに日本人では、イチロー選手が殿堂入り確実と言われています。
まだまだ先のことではありますが、その時を楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。

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