日本に野球が定着した理由とは?

  • 2017/08/22
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野球が日本で普及をした理由は?

野球が日本で普及をした理由は?
日本の国民的スポーツである、野球。
相撲のように日本発祥ではありませんが、その人気は間違いなく国内トップクラスです。
地上波ではあまり放送されなくなりましたが、球場の観客数は好調そのもの。
そんな野球は、どうして日本でこれ程までに定着をしたのか?
はっきりとした答えがあるわけではありませんが、考えられる理由を挙げてみたいと思います。

 

「間」のあるスポーツだから

投手と打者が対峙し、ボールが放たれるまでの「間」。
この間は相撲や剣道といった人気競技の間とも似通った所があり、日本人の感性に合っていたのではないかという説があります。
近年では野球の試合時間を短縮しようという動きも出ていますが、そのサジ加減を間違えると野球の良さである間を削いでしまうことにもなりますので悩ましい所です。

 

チームスポーツでありなら1対1の要素も強いから

チームスポーツでありなら1対1の要素も強い

投手と打者が向かい合い、お互いの技術をぶつけ合う。
野球はチームスポーツでありながら、1対1の要素も強いスポーツです。
これが武士道精神の強い日本人に受けたのではないか・・・。
そのような説も存在しています。
バットを構えたその姿は刀を構えた武士にも重なり、現代でも日本代表には「侍ジャパン」という名称が採用されています。
チームスポーツに馴染みが薄かった当時の日本でも、武士道に通じる所のある野球は比較的受け入れやすかったのではないでしょうか。

 

戦術的要素が強いから

野球は戦術的要素が強いスポーツで、それが勝敗を左右することも多々あります。
この事も、古くから囲碁や将棋を楽しんでいた日本人には合っていたのではないでしょうか。

 

王・長島時代と高度成長期が重なったから(プロ野球)

プロ野球は学生野球が発展をしている時に始まり、当初の人気は六大学野球と比較をするとかなり寂しいものでした。
プロ野球は職業野球とも呼ばれ、「野球でお金を稼ぐなんて・・・。」と眉をひそめるような風潮も少なからず存在をしていたそうです。
しかし戦争を挟み、日本が高度成長期に入ったころ長嶋茂雄・王貞治という大スターが現れました。
特に長嶋茂雄は六大学野球のスターだったので、プロ入りを決めた時の人々の反響は相当大きかったようです。
高度成長期により人々が娯楽を楽しむ経済的余裕を持ち、またテレビが普及をし始めたこともあってプロ野球人気はどんどん高まりました。
プロ野球人気、さらにプロ野球選手を子供の夢にまでした貢献者だと間違いなく言えるでしょう。

 

まとめ

今もこうして人気がある以上野球は確実に日本人に合っているスポーツだということ

日本に野球が定着をし、また今日のように人気スポーツとなったのにはこうした理由が挙げられます。
どれか1つが正解というわけではなく、恐らくさまざまな要素が絡まって現状が作られたのではないでしょうか。
確実に言えるのは、今もこうして人気がある以上野球は確実に日本人に合っているスポーツだということです。
当分の間は、国民的スポーツであり続けるのではないでしょうか。

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