いまだからこそオリンピック卓球の基本をチェック

  • 2016/08/12
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なんとなく見るより知って観戦したい

2016年8月21日リオデジャネイロオリンピック閉幕。パラリンピックを経て次は2年後の冬季オリンピックです。会場設営や交通手段の問題に加え、そもそも雪が降るのかという疑問もある平昌オリンピックですが、開催される前提で期待しましょう。

さて、普段見慣れないスポーツが一気に目の前に提示されるのがオリンピックです。この機会に4年後の東京オリンピックに備えて主要競技の基本的な知識をチェックしておきましょう。

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lazyllama / Shutterstock.com

できるおやじと使えないおやじの分かれ目になるかも知れません。

まずは、福原愛ちゃんが惜しくも個人(シングルス)4位に終わった卓球です。卓球といえば、温泉旅館にも置いてあったくらい日本でもポピュラーなスポーツです。
しかし、あまりに高い知名度が仇となるのか、ルールを知らない人も多いです。野球と同じですね。

・卓球の「ゲーム」
卓球ではバレーボールや軟式テニスのセットに相当する戦いの単位をゲームと呼びます。11点先取すればそのゲーム勝利です。10対10(デュースと呼びます)になると2点差が付くまで続行します。

個人戦の場合は7ゲーム制となっており、4ゲーム先取すれば試合に勝利します。
各ゲーム内では、両者の得点の合計が6の倍数になったときなどにタオルを取って汗を拭えます。認められたとき以外には汗すらふけません。

また、ゲーム内でのサーブ権は得点経過に関係なく両者合計で2点入る毎に移動します。ただし、デュースになると1点で移動します。
サーブをする際は、ボールを手から上に16センチ以上投げ上げる決まりがあります。たまに上げ方が足りずに注意を受ける選手がいます。

ちなみに、オリンピック卓球は男女それぞれのシングルスに加え、団体戦も実施されています。オリンピック卓球の団体戦は、大会によって実施形式が異なるため、それもひとつの楽しみとなります。

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これはビックリ卓球の真実

基本的なルールは妥当なものであり、特に驚くような内容はありません。汗についてはプレー中に係員(ボールボーイなど)からタオルを受取って自由にふいているテニスとは大きく異なるので不自由な感はあります。ただ、テニスでも椅子に座ってじっくりふけるのは決まったときだけなので大差ないという専門家も存在します。

それよりも驚くのは卓球のラケットについてです。試合開始前に対戦する両者が相手のラケットに問題が無いかを確認しあいます。野球のバットの相互確認なんて聞いたことがありませんから、これはこれで驚くかも知れません。

しかし、もっとビックリなのは卓球のラケットに大きさの制限はないという事実です。
つまり、手のひらサイズのラケットから、畳サイズのラケットまで何でもありなのです。もちろん、そんな非常識なサイズでは戦いになりません。実際の選手が使用するサイズがほとんど一緒なのも実用性の問題からでしょう。

逆にいえば、趣味のレベルで遊びながら楽しむ卓球であれば、奇抜なラケットで笑いを取るのもアリということです。

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もうひとつビックリなのが、オリンピックなど世界レベルの大会に出場する各国の代表選手です。なんと、中国戦かと思っていたら、中国とは何の関係も無い国の試合だったりします。それくらい、卓球大国中国の選手層は厚く、出番の無い選手が他国へ帰化しているということです。

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