兵庫ジュニアグランプリ2016 隠れダート巧者を血統表から見抜け
- 2016/11/21
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毎年レベル高!全日本2歳優駿の前哨戦
年末に行われる川崎の全日本2歳優駿(Jpn1)に向けて、ライバルとの力試しとなる一戦。
舞台となる園田競馬場のダ1400は、良馬場で走破タイム1分30秒を切れば中央500万でも勝ち負け可能といわれている。
そこを毎年このレースでは、時計2つ以上早い決着タイムをたたき出すなど、集まるメンバーはかなりの高レベルだ。
馬券の中心はなんといっても中央勢だろうが、正直まだ海のものとも山のものともつかぬ2歳馬たち。
一昨年のように、キャリアや地の利を生かした地方馬でのワンツー、単勝100倍以上の穴を出すことも十分考えられる。
まずは今年出走予定の中央勢を血統面から詳しく見ていくことにしよう。
前走までに対戦済みの馬たち
今年の中央勢は半数近くがすでに直接対戦を済ませている。
その序列からいくと、期待は
ネコワールド(牡2・堀井雅広厩舎)ヤマボウシ賞勝ち
ハングリーベン(牡2・武井亮厩舎)ヤマボウシ賞2着、なでしこ賞勝ち
ゲキリン(牡2・吉村圭司厩舎)なでしこ賞2着
の順となりそう。
▼ネコワールドは、短距離ダートで活躍したノボジャック産駒。
近親には中央で活躍した馬は見当たらないが、地方でコツコツ勝ち星を重ねる馬が多く、もしかしたらこの馬が一族では出世頭となりそう。
前づけのスピードが武器で、前走ヤマボウシ賞では逃げ切り勝ちを収めた。
▼ハングリーベンもか〜なり渋い血統。
父は仏産のベーカバド。母父はG1でも善戦したスターリングローズ。母も中央で2勝した快足馬で、おもにダ1000から1150あたりを主戦場としていた。
ライバルと比べて距離延長には一抹の不安が残る。
▼ゲキリンは抽選を突破した1勝馬。
血統表にはアメリカのダート系統がずらりと並ぶ。
父Tapizar は、BCダートマイルをはじめ6勝した一流マイラーで、日本ではまだ3頭の産駒が出走したのみ。
字面的には一番上積みがありそうな気もするが……。
初ダートの馬たちもいる
芝からの転戦組も2頭登録している。
▼リンクスゼロ(牡2・森秀行厩舎)
前走新潟のダリア賞でOP勝ち。
父アドマイヤマックス母父ホワイトマズルだから、血統面はどこからもダートっぽい香りはしてこないが、なにせ芝の1400といえばダート馬が走っちゃう条件。
案外適性はあるかもしれない。
▼アズールムーン(牝2・斎藤誠厩舎)
前走で京都芝のりんどう賞勝ち。
これを単にスローに恵まれただけ、と思っていると痛い目に遭うかも。
新潟の未勝利戦では前半33秒3というダート戦のような激流を逃げ切っているし、何よりAPインディ、ミスプロ、インリアリティなど米系でがっちり固めた血統表が頼もしい。大穴はこれか。