年ごろの娘は何故オヤジを嫌いになってしまうのか?

  • 2019/04/08
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  • アントニオ犬助
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嫌われる、嫌われない、この差はいったい何だ!

嫌われる、嫌われない、この差はいったい何だ!
会話が全くないどころか、食事すら一緒にとってくれないとか。
同世代の男性から、思春期の女の子との関係に悩んでいるという話をされました。「年ごろの女の子は難しいっていうからね」私、アントニオ犬助は相槌を打っていたのですが、今、大いにうなずいていらっしゃる「YAZIUP!」読者の方も多いはずなのです。

その一方で「ん、そうなのか?」と、ピンときていないお父さんもいるはず。
父親のことを嫌うというのが、思春期の女の子全てに当てはまるかというと、そうではありません。中には一緒に買物や映画に出かけるといった、非常に仲がいい父娘もいるといいますね。この差はどこからくるのだろうか?と、男の子しかいない犬助は考えていたのです。すると先日、このことに重要なヒントをくれるような調査結果を見つけました。

 

夫婦仲と父娘仲にある、深い相関関係

神戸女学院大学の岩崎かおり氏がおこなった調査によると、父親のことを不潔だとか、接触したくないと思っている女の子の家庭ほど、両親の仲が悪い。こんな結果が出ています。これは女子高生を約300人を対象にしたもの。夫婦仲が思春期の女の子との関係に、大きな影響を与えているとのことです。

この調査結果から想像できる家庭の様子は、母親が娘に父親についての不満をぶちまけているというもの。女子は共感し連帯する生き物ですから、母親の父親に対する感情も娘に伝播しているのか?そういえば先述の、父娘関係が悪いといっていた男性も「母娘一緒になって攻撃してくるから、家庭に自分の居場所がない」とも愚痴っていましたから、調査結果にリアリティが増してきます。

 

父娘関係の改善は、夫婦関係の改善から

そして、時を同じくして見かけたのが「父親が娘に嫌われる理由は『母親の家事を手伝わない』『母親にありがとうをいわない』『母親を大切にしていない』の3点に収斂する」というツイート。これに対して「父親は文句しかいわない」とか「母親を下に見ている」といった、賛同するツイートが数多く集まっていましたから、多くの人が同様に感じているということでしょう。

そして、このツイートについても、件のアンケート結果が裏付けられているというもの。父親が母親にぞんざいな態度を取る、つまり夫婦仲が悪いほど、娘は父親を嫌ってしまうということです。なぜなのか?父親が母親に取ったよろしくない態度が、あたかも自身に対するもののように感じられるということか。やはり、女子は共感し連帯する生き物ということですね。

ということで父娘関係を改善したいならば、まず夫婦関係の改善からということですね。

 

女の子みんなに優しくしましょう!という結論

また、もう一つ忘れてはならないことがあります。何度か繰り返してきた通り「女子は共感し連帯する生き物」ということ。

例えば、犬助は小学生のころクラスの女子を泣かせてしまったことがあります。すると、園子の周りに集まってきたのは、全く関係がない他の女子。机で号泣している彼女をしばらく囲んでいたかと思うと、全員で犬助をにらみ付けて「あんたが悪いんやろ!!」の大合唱。中には涙ぐんでいる女子までいて、恐ろしさすら感じたものです。

つまり、小学生女子にある共感・連帯のスピリットは女の子が高校生になろうと、母親になろうと不変ということなのです。これをおぼえておくことは、職場の女の子との関係を考える上でも役立つもの。誰か一人に悪く思われたとするならば、間違いなくその感情は伝播しています。しかし面白いのは、共感・連帯のスピリットが働くのはもっぱら負の感情ということ。誰か一人によく思われようと特別扱いをしたとしても、職場の女の子全体に伝播することは絶対にありません。

結論としては妻はもちろん、職場の女子全体に対して優しくなりましょうということ。確かに少々面倒ですが、それによって父娘関係や職場の人間関係が改善されるのです。思い立ったならば、今すぐ取り組みましょう。

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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