何故、我々は妻に対して性欲が沸かなくなったのか?
- 2017/09/19
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妻にムラムラしない男性は非常に多い
厚生労働省が2007年に調査した結果によると、約3割の夫婦が「1ヶ月以上セックスをしていない」という統計がありますが、セックス回数においても、世界平均の103回を大きく下回っており、日本は世界的にも「セックスレスTOP」の国だそうです。
また、別の統計では「約8割の女性がセックスに満足していない」という結果もあり、ますます男女間のSEXミスマッチが広がっていくことが懸念されています。たかがセックスとはいえ、離婚原因の上位にも位置する「セックスレス」が広がることで、日本の離婚件数はどんどん増加していくでしょう。ここでは、そんなセックスレス大国に住む我々オヤジが「どうして妻に性欲が沸かなくなったのか」という点を探りながらセックスレス解消のヒントを見出したいと思います。
妻を褒めることに慣れていない日本人男性
女性は男性から「女性扱いされる」「褒められる」などの承認欲求が満たされることで女性ホルモンの分泌が促進され、どんどん魅力的になっていきます。しかし、日本には「愚妻」という言葉があるように、日本人男性は妻に対して褒めることがとても苦手です。
妻どころか、知人に対しても「女性を軽く褒めること」すらが苦手な傾向があります。おそらく「チャラチャラしていて恥ずかしい」「男のくせに軟派だ」という風潮がまだあるのかもしれません。
しかし、「妻を褒めない」ことで、夫である男性自身がわざわざ「妻の女性的価値を落としている」ということに気付いている人は少ないものです。「人間は自分が放った言葉によって自分の認識を作る」と言われていますが、普段から妻に対して「今日も可愛いね」と褒める習慣がある男性は、知らずのうちに「自分の妻は可愛い」という風に、潜在意識に刷り込まれていきます。妻を褒めないことで、「自分の中で妻の存在感がない」「妻ではなくお母さん」といったセルフイメージを作ってしまうことが「妻に対して性欲が沸かない」という根本の原因でもあります。
妻に性欲が沸かないのはセックススキルが低い証拠
また、浮気相手とのセックスや風俗に対しては積極的になれて興奮もできる男性が、妻とのセックスとなると全く性欲が沸かないのは、単にセックススキルが低いからと言えます。ここでいうセックススキルとは、単なる愛撫のテクニックや腰の使い方などのテクニカルなものではなく、もっと内面的で根源的な「自分自身が性的満足度を高める能力」のことを指します。
というのも、実はセックスの快楽や満足度というのは、かなりの部分が心理面で占められます。単に「可愛い女の子とセックスした」「若い子とセックスした」という満足感は、表面的には満足しますが、最終的にセックスで高い満足度を得るためには、相手との「内面の交流」が不可欠です。お互いに探求する意欲を持っていれば、一夜限りの相手や風俗嬢とのセックスよりも遥かに高い満足度を得られることは明白です。満足のいくセックスを追求するということは、お互いの内面を曝け出し合いながら、お互いの喜ぶことを探る訳ですから、妻とのセックス追求やセックスレス解消は、大人としての成長にも繋がります。