もし明日死んだらどうする?デジタル遺品の処理法3つ!
- 2017/08/18
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IT時代の「遺品」はスマホやパソコンにも残る
遺品と言えば、故人の所有物を家族が整理するといったイメージしかない人も多いかと思いますが、ネインターネットやスマホ、パソコンが普及した現在、「デジタル遺品」にまつわるトラブルや困りごとが急増中です。デジタル遺品で最も多いのが「家族の思い出写真や動画が、故人のパソコンに入っていて、PCにパスワードがかかっているため取り出せない」といったものです。「手元にあるのに見れない、使えない」というのは、「金庫に遺産があるのに解除できない」という状態に近いものがあります。ここでは、「もし明日突然死んでしまったらスマホやパソコンに入っているあのデータはどうなるのか」という問題に備えて、こうしたデジタル遺品を処理する方法をいくつか紹介します。
1、家族の思い出写真は簡単に取り出せる形式で保存
デジタル遺品の処理を考えるうえで重要なのが「パスワード管理するべきもの」と「誰もが見てよいもの」の区別です。パソコンに入っているデータで、自分が生きている間でも死後でも関係なく「家族が見てもよいもの」に関しては、日ごろから誰もがアクセスできる状態にしておくことです。例えば「思い出写真や親せき関係の連絡先」などは外付HDDに保存しておけば、「PCの起動パスワードが分からなくて開けない」といった事態にはなりません。また、家族との共有物は、「パスワードがかかっていない別のPC」に保存するという方法もアリです。
2、有料課金サービスを停止するために
デジタル遺産のなかには、SNSやブログのアカウントなども含まれています。「gmailやyahooメール」などのフリーメールアカウント、DropboxやEvernoteなどのクラウドストレージのアカウントなど、こうした各種webサービスのアカウントは、無料であれば、遺族がそのログイン情報を知らなくてアカウントの削除ができなくても金銭的な実害はありません。サービス提供側も、一定期間の利用がないユーザーのアカウントは削除するなどの処置をするだけなので、大して気に留めることはないかもしれませんが、もしこれが、月額料金がクレジットカードや銀行から引き落としされる「有料課金サービス」で、仮に口座引き落としだった場合、家族への遺産となる預金がどんどん減っていくことになるため、最低でも利用している「クレジットカード」「銀行口座」のリストは家族に知らせておいて、自分の死後、その旨をそれぞれの金融機関へ伝えて「口座の凍結」をしてもらう様にしましょう。
3、不倫のデータは残さない
よくあるのが、不倫相手とのメールや写真をパソコンに残しておいて、自分の死後、妻に見られてしまうというパターンです。もちろん、不倫をしなければよいだけですが、わざわざ痕跡を残すことは賢い男性のやることではありません。悲しみのなか、さらにやりきれない気持ちにさせないためにも、見られて困るデータ、家族が見て悲しむデータは保存しないようにしましょう。