そのとおりだと思うけどそのとおりではない?フレーズ

  • 2018/06/03
  • ライフスタイル・娯楽
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救急車はタクシーじゃない

タクシー代わりに救急車を呼ぶ人が多いという話は、もう一昔以上も前から聞かれることです。そのために救急車の稼働率が上がりすぎ、本当の急病人が利用できないという問題も早くから指摘されています。この問題の解決については難しい面があるのでしょうが、ひとつ気になることがあります。

それは、無駄に救急車を呼ぶ人や、その行為に対して批判するフレーズとして「救急車はタクシーじゃない!」というものがあることです。

 

救急車はタクシーじゃない

 

救急車はタクシーではありません。それはオヤジすべてが理解しているでしょう。しかし、ちょっとしたことで救急車を呼ぶ人や本来ならタクシーに乗ればよいだとうと思う程度で救急車を呼ぶ人たちが、救急車をタクシーだと思っているとは考えられません。

なぜなら、彼らは救急車を呼んでお金を払おうとは思っていないことが通例だからです。タクシーならお金が必要であり、払わなければ無賃乗車で、それはそれで問題となります。

それは屁理屈だ!と思うかもしれません。有料のタクシーの代用として無料の救急車を呼んでいるのだとすれば、省略して「タクシー代わりに救急車を呼ぶ」といえます。ところが、必ずしも代用として呼んでいるわけではないのです。

そのひとつが、救急車は住民へのサービスだ!タクシー云々は関係ない!!と叫ぶケースです。解決策は、……教育でしょうか。

もうひとつの、本人にとっては大真面目に、これは救急車を呼ぶ事態だとなっているケースが少なくありません。とくに、最近では医学の進歩によって、その程度のことだと思っていたら、一気に急変して命を落とすという疾患が判明したりしています。その結果、おかしいと感じたら「のん気に」タクシーを呼んでいられないというオヤジもいるわけです。

結果として、タクシーでよかったんじゃないの?というケースもあるわけで、なかなか難しい問題といえるでしょう。

どちらのケースも、救急車の存在を特別なものとして認識しているということがうかがえます。

 

救急車はタクシーじゃない

お前がいなくても会社は回る

これ、いわれた経験のあるオヤジも少なくないでしょう。そうです、会社というものは、零細企業は別にして、大勢いる社員の中の誰がいなくなったところで、大勢に影響がないものです。むしろ、誰であろうと、誰かがいなくなったために引っくり返るような会社の方が大問題といえます。

しかし、「お前がいなくても回る会社」を回している歯車のひとつが「お前」なのです。機械部品の歯車をひとつ外してみれば、回らなくなるのは当然ですが、人間の場合だと会社は回ります。おかしな話ではありませんか。

そこには、抜けた人の穴を埋める人間が存在します。機械の場合は新しい歯車をはめないと動きませんが、会社では人員を補充しなくても周囲がカバーして回すことが可能です。つまり、ある程度の人数が確保できていれば、たしかに「お前がいなくても会社は回る」わけです。

このことは、すべての社員に当てはまりますが、だからといって、全員が一気にいなくなっても会社が回るとはいえません。前述のように、ある程度の人数の確保が前提だからです。つまり、この言葉は浴びせる相手を攻撃するための言葉だといえます。「お前の代わりなんていくらでもいる」の仲間といっても過言ではありません。まったく生産性のないフレーズではありませんか。

カッコいいオヤジが使うべきではないフレーズに認定してもよいくらいです。

 

お前がいなくても会社は回る

 

救急車の問題では、適正なタクシー利用が進めば、わずかながらタクシーの売上と乗務員の報酬に貢献します。有料救急車という考えも一概に否定はできないでしょう。また、お前がいなくても発言を一掃すれば、企業の生産性があがるかもしれません。

そのとおりだと思うけどそのとおりではない?フレーズにどう対処するのかによって、我々オヤジの生活にも影響が及ぶのです。他人事ではありませんね。

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